株式会社サイバーエージェントの平均年収完全ガイド【2025年最新版】

株式会社サイバーエージェントの平均年収は高い?職種・経歴・年代別の給与実態を解説!

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はじめに – サイバーエージェントの年収の全貌

株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告事業で業界トップクラスの売上を誇り、「ABEMA」で知られるメディア事業やゲーム事業を展開する日本屈指のIT企業です。転職市場において高い人気を誇る同社の年収水準について、最新の有価証券報告書データや社員の口コミ情報を基に詳しく解説します。

【結論】サイバーエージェントの2024年最新平均年収

  • 平均年収:882万円(2024年9月期有価証券報告書)
  • 平均年齢:33.7歳
  • 業界平均比:+446万円高

この記事では、職種・年代・役職別の詳細な年収データから転職成功のポイントまで、サイバーエージェントの年収に関するあらゆる疑問にお答えします。


目次

サイバーエージェントの平均年収【最新データ】

2024年9月期 有価証券報告書データ

2024年9月期の有価証券報告書によると、サイバーエージェントの平均年収は882万円です。これは前期比で大幅な増加を示しており、同社の業績好調が社員の待遇改善に直結していることを示しています。

基本データ

  • 平均年収:882万円
  • 平均年齢:33.7歳
  • 平均勤続年数:5.9年
  • 従業員数:5,139人(連結)

年収推移の分析

過去5年間の平均年収推移を見ると、着実な上昇トレンドを確認できます:

年度平均年収前年比
2024年9月期882万円+65万円
2023年9月期817万円+14万円
2022年9月期803万円+46万円
2021年9月期757万円+18万円
2020年9月期739万円

2020年に年収が50万円近く上がっていますが、この年の売上高は過去最高となっており、これが年収増加の理由の1つです。

業界・全国平均との比較

業界平均との比較 サイバーエージェントが属するインターネット/広告/メディア全体の平均年収は436万円です。サイバーエージェントの平均年収は、業界平均に比べ446万円高いことがわかります。

全国平均との比較 dodaが公開している「平均年収ランキング」では、日本で働く正社員の平均年収は414万円ですので、このデータからもサイバーエージェントの平均年収の高さが伺えるでしょう。


職種別平均年収一覧

詳細職種別データ

サイバーエージェントの職種別平均年収で最も高いのはマーケティング職で734万円でした。続いて、エンジニア・SE職の662万円、営業職の653万円、コンサルタント職の623万円、広告職の622万円、ディレクター職の615万円の順となっています。

職種平均年収手取り目安
マーケティング職734万円約540万円
ITエンジニア・SE職662万円約490万円
営業職653万円約485万円
コンサルタント職623万円約465万円
広告職622万円約460万円
ディレクター職615万円約455万円

エンジニア職の特徴

サイバーエージェントでは、エンジニア向けの独自評価制度「JBキャリアプログラム」を採用しています。JB1~JB13までのグレードを設けており、グレードごとに給与レンジを定めています。実力主義のため成果を出すことができれば、半期に一度の査定で大幅なグレードアップが期待できるでしょう。

エンジニア職の年収特徴

  • 技術スキルに応じた明確なグレード制
  • 半期評価による昇給機会
  • 最新技術への取り組みが評価対象
  • 年収1,000万円到達者も多数存在

年代別・年齢別平均年収

詳細年代分析

年齢を重ねるごとに着実に年収が上昇する傾向が見られます:

年代平均年収手取り目安全国平均比
20代前半420万円約320万円+80万円
20代後半550万円約420万円+150万円
30代前半680万円約520万円+200万円
30代後半780万円約580万円+230万円
40代前半850万円約640万円+250万円
40代後半920万円約690万円+270万円

30歳の平均年収は638万円となっており「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」によると30代のインターネット/広告/メディア業界の平均年収は436万円ですので、業界平均より220万円高くなっています。

20代の高年収実現

dodaが公開する「年収ランキング(年齢・年代別)」を見ても、20代の平均年収は352万円なので、サイバーエージェントの20代の平均年収は約200万円も高いことが分かります。

20代高年収の背景

  • 高い初任給設定
  • 年功序列ではない実力主義
  • 早期抜擢制度の存在
  • 子会社出向による昇進機会

役職別年収テーブル

グレード制度の詳細

サイバーエージェントではグレード制を導入しており、半年に1度の評価によってグレードが上がっていきます。

ビジネスサイドのグレード別年収

役職・グレード年収レンジ昇進目安年数
新卒1年目450~500万円
アソシエイト500~650万円1-3年
シニアアソシエイト650~800万円3-5年
リーダー800~1,000万円5-7年
マネージャー1,000~1,300万円7-10年
シニアマネージャー1,300~1,600万円10年以上
ディレクター1,600万円以上

昇給システムの特徴

昇給額は評価によって異なってきます。具体的にはSからDランクまでの評価付けがなされてSランクであれば月5万円、Aランクは3万〜5万円、Bランクは1万〜3万円、Cランクは5,000〜1万円、Dランクは5,000円単位で年収が上がります。

半期評価による昇給額

  • Sランク:月5万円アップ(年間60万円)
  • Aランク:月3-5万円アップ(年間36-60万円)
  • Bランク:月1-3万円アップ(年間12-36万円)
  • Cランク:月5,000円-1万円アップ(年間6-12万円)
  • Dランク:月5,000円アップ(年間6万円)

新卒初任給と中途採用年収

2026年卒新卒初任給

サイバーエージェントの2026年卒の新卒社員(総合職)の初任給は以下のとおりです。

新卒初任給詳細

  • 総合職(全職種共通):月42万円(年俸504万円)
  • エンジニア職:月42万円以上(スキルに応じて加算)
  • クリエイティブ職:月42万円(ポートフォリオ評価による加算あり)

dodaの「大卒の初任給はいくら?」によると大卒の初任給平均額は令和6年度で23万7300円で、年収は約280万円とサイバーエージェントの初任給は全体と比べて高いことが分かります。

中途採用の年収例

職種・経験年数別中途採用年収例

職種経験年数年収レンジ
Webエンジニア3-5年650~800万円
データサイエンティスト3-5年700~900万円
アカウントプランナー3-5年600~750万円
プロダクトマネージャー5-7年800~1,200万円
マーケティング3-5年650~850万円

競合他社との年収比較

インターネット広告業界主要3社比較

サイバーエージェントはインターネット広告業界で売り上げ1位を独走しています。

企業名平均年収平均年齢業界順位
サイバーエージェント882万円33.7歳1位
デジタルホールディングス768万円35.2歳2位
セプテーニホールディングス654万円32.8歳3位

ご覧の通り、サイバーエージェントが年収面でも業界最高水準となっています。

大手IT企業との比較

IT業界主要企業年収比較

企業名平均年収特徴
サイバーエージェント882万円若手中心、実力主義
リクルートホールディングス950万円総合人材サービス
楽天グループ820万円ECプラットフォーム
LINE770万円コミュニケーション
DeNA750万円ゲーム・AI

給与制度とボーナス詳細

年俸制の特徴

サイバーエージェントは年俸制を採用しており、月給12分割で支給されます。

給与制度の特徴

  • 年俸制(12分割支給)
  • 賞与は年俸に含まれる
  • 固定残業代込み(45時間分)
  • 半期評価による昇給

評価制度「プロジェクトレポート」

期初には、個人目標はもちろんチーム全体で組織目標を決める「プロジェクトレポート(プロポ)」と呼ばれる施策を実施しています。半期末には、上長との面談で目標に対する達成度をS・A・B・C・Dと評価され、評価に応じて給与や年俸の見直しが行われます。

評価の特徴

  • 半期に1度の評価機会
  • 定量・定性の両面評価
  • 透明性の高い評価基準
  • 95%以上がC以上の評価

福利厚生制度の充実度

住宅補助制度「2駅ルール・どこでもルール」

勤務しているオフィスの最寄駅から各線2駅圏内に住んでいる正社員に対し月3万円、勤続年数が丸5年を経過した正社員に対してはどこに住んでいても月5万円の家賃補助を支給します。

住宅補助詳細

  • 2駅ルール:オフィス最寄駅から2駅以内居住で月3万円
  • どこでもルール:勤続5年以上で月5万円(居住地不問)
  • 利用率:一人暮らし社員の90%以上が活用

その他の充実した福利厚生

主要な福利厚生制度

制度名内容
リフレッシュ休暇入社3年目以上、年5日間の特別休暇
妊活・育児支援「macalon」妊活コンシェル、エフ休など
技術者支援「ENERGY」開発支援、スキルアップ支援
無料マッサージ社内マッサージルーム完備
社内食堂栄養バランス重視の低価格メニュー

年収アップの方法とキャリアパス

社内での年収アップ戦略

1. 評価制度の活用

  • 半期ごとの目標設定と達成
  • 定量的な成果の積み上げ
  • 積極的な挑戦姿勢のアピール

2. スキルアップによる昇進

  • 専門技術の習得と活用
  • マネジメントスキルの向上
  • 新規事業への積極参加

3. 子会社出向制度の活用 サイバーエージェントは、ABEMAやCygamesをはじめとした多数の子会社を擁しており、本社採用であっても、キャリアの一環として子会社へ出向するケースがあります。出向先では、新規事業の立ち上げや社長室長など、経営に直結する重要なポジションを任されることが多く、それに伴い年収が大きく上がる例も見られます。

転職による年収アップ

転職時の年収交渉ポイント

  • 現職での具体的な成果実績
  • 業界知識と専門スキル
  • チームマネジメント経験
  • サイバーエージェントの事業理解

転職難易度と採用動向

転職難易度の実態

サイバーエージェントは転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

転職難易度の要因

  • 高い知名度と人気
  • 魅力的な年収水準
  • 成長性の高い事業領域
  • 働きやすい環境

中途採用の現状

採用動向

  • 中途採用比率:40.2%
  • 積極的な採用継続中
  • 職種の幅広い募集
  • 第二新卒も積極採用

求められる人材像 「素直さ」「共感力」「成長意欲」「チャレンジ精神」「誠実さ」の5つを重要視しており、事業視点・ユーザー視点・組織視点を持ちながら、様々な挑戦をし続ける人、経験のないことにも臆せず挑戦できる力、自走力のある人を求めています。


働きやすさと残業時間

労働環境の改善

サイバーエージェントは一人当たり年間労働時間を公式で公開しています。年次有給休暇20日間、公式より所定労働時間を8時間とした場合、2024年度の月平均残業時間は13.3時間となっています。

労働時間の特徴

  • 月平均残業時間:13.3時間
  • 有給取得率:向上傾向
  • リモートワーク制度あり
  • フレックスタイム制導入

離職率と定着率

離職率はサイバーエージェントの発表だと9.1%となっております。厚生労働省によれば離職率の平均は13.9%となっており、サイバーエージェントの離職率は平均よりも低い水準にあります。

定着率向上の要因

  • 充実した福利厚生
  • 明確なキャリアパス
  • 成長機会の豊富さ
  • 風通しの良い企業文化

女性の働きやすさと制度

女性活躍推進制度「macalon」

サイバーエージェントで働く女性の活躍を推進する制度「macalon(マカロン)」には、妊娠、不妊を含めた女性系の不調、体調不良全般について専門家へ直接相談ができる「妊活コンシェル」や、女性社員が取得する有給休暇および特別休暇「エフ休」が含まれています。

女性向け制度詳細

  • 妊活コンシェル:専門家相談サービス
  • エフ休:女性特有の体調不良休暇
  • 産前産後・育児休業
  • 短時間勤務制度
  • ベビーシッター費用補助

育児支援制度

育児と仕事の両立支援

  • 保育施設利用割引
  • 子供の看護休暇
  • 時短勤務制度
  • 在宅勤務制度
  • パパママ報(社内報)

業界動向と将来性

2024年業績と将来展望

サイバーエージェント<4751>は、10月30日、2024年9月通期の連結決算を発表し、売上高8029億9600万円(前年同期比11.5%増)、営業利益418億4300万円(同70.4%増)、経常利益414億7500万円(同66.5%増)、最終利益162億4600万円(同204.7%増)だった。

事業別成長トレンド

  • インターネット広告事業:安定成長継続
  • メディア事業(ABEMA):黒字化達成見通し
  • ゲーム事業:新規タイトル投入で拡大
  • AI・DX事業:新領域での成長

今後の年収上昇要因

年収上昇を支える要因

  1. 業績好調による利益分配
  2. AI・DX分野での事業拡大
  3. 人材獲得競争の激化
  4. 株価上昇による総報酬向上

転職成功のための実践ガイド

選考対策のポイント

1. 企業研究の徹底

  • 事業内容の深い理解
  • 企業文化とのマッチング確認
  • 最新の業績動向把握

2. スキル・経験の棚卸し

  • 定量的な成果の整理
  • チームワーク経験の言語化
  • チャレンジ精神のエピソード準備

3. 面接対策 サイバーエージェントに転職するためポイントは、「カルチャーとのマッチ度を確認する」「志望動機を自分のビジョンに一貫性をもたせる」ことです。

転職エージェントの活用

推奨転職サービス

  • IT業界特化エージェント
  • ハイクラス転職サービス
  • サイバーエージェント出身者在籍エージェント

転職活動の進め方

  1. 複数エージェントへの登録
  2. 応募書類の徹底添削
  3. 模擬面接による対策
  4. 年収交渉のサポート

よくある質問(FAQ)

Q1. サイバーエージェントで年収1,000万円は可能ですか?

サイバーエージェントで年収1,000万円を達成することは可能です。多くはありませんが、実際にリアルな口コミが見れる口コミサイトopenworkにて営業やマーケター、エンジニアなど職種関係なく年収1,000万円以上を達成している人がいます。

1,000万円達成の条件

  • 5-7年程度の実務経験
  • 継続的な高評価(A-S評価)
  • リーダー職以上への昇進
  • 専門スキルの高度化

Q2. 新卒でどのくらいの年収になりますか?

新卒の年俸は504万円(月42万円)からスタートし、評価に応じて半期ごとに昇給の機会があります。優秀な人材は入社2-3年で年収700万円以上に到達するケースも少なくありません。

Q3. 転職時の年収アップはどの程度期待できますか?

職種や経験により異なりますが、一般的に前職から20-30%のアップが期待できます。特に高いスキルを持つエンジニアやマネジメント経験豊富な人材では、50%以上のアップも可能です。

Q4. 残業代はしっかり支払われますか?

また、サイバーエージェントは年俸制ですので、固定残業代が毎月の給与に含まれています。ですが、固定残業代の超過分は別途支給されます。

Q5. 福利厚生で特に魅力的なものは何ですか?

サイバーエージェントにある様々な福利厚生の中で、最も社員に活用されていると制度は住宅補助の「2駅ルール」です。筆者が在籍していた当時、一人暮らしをしている社員の9割以上はオフィスのある渋谷から2駅以内に住んでいました。


まとめ:サイバーエージェントの年収の特徴

年収の魅力ポイント

1. 業界トップクラスの水準

  • 平均年収882万円(業界平均+446万円)
  • 20代から高年収実現可能
  • 継続的な上昇トレンド

2. 公平で透明な評価制度

  • 半期ごとの評価機会
  • 実力主義による昇進
  • 明確な昇給基準

3. 充実した福利厚生

  • 住宅補助制度の手厚さ
  • 働きやすい環境整備
  • 女性活躍推進制度

4. 成長性と将来性

  • 事業拡大による昇給機会
  • 新領域への挑戦機会
  • キャリアパスの多様性

転職を検討する際のポイント

サイバーエージェントは年収面で非常に魅力的な企業ですが、転職を成功させるためには:

  1. 企業文化との適合性確認が最重要
  2. 具体的な成果・実績の準備が必須
  3. 長期的なキャリアビジョンの明確化が重要
  4. 転職エージェント活用による対策強化

最終的な推奨事項

サイバーエージェントは年収、成長機会、働きやすさのすべてにおいて高水準を実現している企業です。IT業界でキャリアアップを目指す方、特に若手で高年収を実現したい方には非常に魅力的な転職先といえるでしょう。

転職を検討される際は、年収だけでなく、企業文化や将来のキャリアパスを総合的に判断し、自身の価値観と照らし合わせて決断することをお勧めします。


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【この記事の監修】 スキルアップ編集部 転職・キャリア支援の専門チームが最新データを基に執筆・監修しています。


※本記事の年収データは2025年12月時点の有価証券報告書および各種調査データに基づいています。実際の年収は個人の経験・スキル・交渉により変動する可能性があります。

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