マツダの平均年収711万円【2026年3月期・最新有報】自動車8社で最下位|42歳補正でも変わらない理由・関税ショックと手取り533万円

マツダ

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🚗 企業年収データベース【2026年3月期・最新有報 反映済み】
マツダ(MAZDA)の平均年収711万円【2026年3月期】
自動車8社で最下位という現実・米国関税ショックの回復軌跡・42歳補正で見える「素の数字」を完全解説
2026年3月期の平均年収は711.2万円(前期714万円から▲3万円)。米国関税が営業利益を1,549億円圧迫し、営業利益は72.3%減の516億円まで落ちました。それでも平均年収がほぼ横ばいで済んだのは、賞与に約1年のタイムラグがあるためです。関税ショックが年収に表れるとすれば2027年3月期の有報になります。一方で四半期別に見ると、第1四半期の営業赤字461億円から第4四半期は単独で747億円の黒字まで戻しています。
711.2万円最新平均年収
(2026年3月期・有報)
699万円42歳補正値
補正幅は8社で最小級
約533万円手取り年収
(月約44万円)
+747億円第4四半期の営業利益
Q1の▲461億から反転

マツダ(MAZDA)への転職を検討している方に、2026年時点で最も重要な情報をお伝えします。2026年3月期の平均年収は711.2万円(平均年齢42.5歳・平均勤続17.7年)で、有価証券報告書で確認できる最新の公式数値です。前期の714万円からほぼ横ばいでした。

ただし、この記事で最初にお伝えしなければならないことがあります。Web上に出回っている「マツダは自動車業界8社中5位」という記述は、2026年3月期のデータでは成立しません。比較対象として並べられている各社の数値そのものに大きな誤りがあり、正しく並べ直すとマツダは主要8社で最下位です。この点を含めて、数字を一次情報から整理し直します。

この記事でわかること
  • 2026年3月期の最新平均年収711.2万円と手取り換算(年約533万円・月約44万円)
  • 「業界5位」は成立しない——比較表に載っている他社の数値が最大176万円ずれている問題
  • 42歳補正をかけても順位は変わらないが、マツダの711.2万円は8社で最も「年齢の下駄がない実額」である理由
  • 営業利益72.3%減なのに平均年収が▲3万円で済んだ理由と、関税ショックが年収に出るタイミング
  • 四半期別に見た関税ショックの実像(Q1▲461億円→Q4+747億円)
  • 「広島は生活コストが安いから実質年収は高い」という主張が、対同業他社では効かない理由
  • 年代別・職種別の年収目安と、2025年入社の初任給
目次

マツダの最新平均年収:711.2万円の実態と手取り換算

項目 2026年3月期(最新) 2025年3月期 変化
平均年収(単体) 711.2万円 714万円 ▲3万円
平均年齢 42.5歳 42.5歳 横ばい
平均勤続年数 17.7年 17.4年 +0.3年
従業員数(単体) 22,857名 23,391名 ▲534名
従業員数(連結) 47,144名 48,783名 ▲1,639名
42歳補正値 699万円 補正幅▲12.5万円は8社で最小級
国内平均年収比 約1.49倍 国税庁「令和6年分」478万円との比較

出典:マツダ株式会社 有価証券報告書(2026年3月期)。2025年3月期の値は媒体により714万円・715万円と表記が割れます。「715万円(2025年3月期)」を掲載しているサイトは更新が1年遅れています。なお平均勤続年数を「17.6年」としている記事がありますが、2025年3月期の有報記載値は17.4年です。

💰 711.2万円の手取り換算(42.5歳・扶養なしの標準モデル)
711.2万円額面年収
約110万円社会保険料
(介護保険含む)
約68万円所得税+住民税
約533万円手取り年収
月あたり約44万円

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の料率をもとに、月給42万円・賞与年207万円のモデルで試算。扶養なし・各種控除適用前。実際の手取りは家族構成・居住地・控除により変動します。42.5歳は介護保険料(40歳以上65歳未満)の対象です。

💡 有報の平均年収をそのまま自分に当てはめない
有価証券報告書の平均年収は正社員全員の単純平均です。平均年齢42.5歳・平均勤続17.7年というシニア寄りの構成のため、20代・30代前半の実際の年収は平均を大きく下回ります。年収帯ごとの生活感は手取り30万円の記事手取り25万円の記事で整理しています。

【訂正】「自動車業界8社中5位」は成立しません

マツダの年収記事の多くが「業界8社中5位」「スバルとほぼ同水準」「スズキより34万円高い」と書いていますが、これらは比較対象の数値そのものが誤っているために生じた結論です。2026年3月期の有価証券報告書で並べ直すと、以下のようになります。

額面のランキング(2026年3月期・有報)

🥇

トヨタ自動車平均40.5歳・勤続15.1年

1,006.0万円

2位

本田技研工業(ホンダ)平均43.9歳・勤続21.0年

932.6万円

3位

デンソー平均44.8歳・勤続22.9年

915.3万円

4位

日産自動車平均40.9歳・勤続14.9年

857.1万円

5位

スズキ平均41.5歳・勤続18.5年

827.6万円

6位

三菱自動車平均42.4歳・勤続16.0年

789.5万円

7位

SUBARU平均40.0歳・勤続15.7年

764.4万円

8位

マツダ平均42.5歳・勤続17.7年

711.2万円

企業 Web上に出回っている値 2026年3月期の有報値 ずれ
スズキ 約681万円 827.6万円 ▲146.6万円
三菱自動車 約656万円 789.5万円 ▲133.5万円
いすゞ自動車 約631万円 807万円(2025年3月期) ▲176万円
トヨタ自動車 約900万円 1,006.0万円 ▲106万円
本田技研工業 約831万円(3位に配置) 932.6万円(実際は2位) ▲101.6万円
日産自動車 約877万円(2位に配置) 857.1万円(実際は4位) +19.9万円
SUBARU 約757万円 764.4万円 ▲7.4万円
❗ 訂正すべき3つの記述
「業界8社中5位」→ 実際は8位(最下位)です。スズキ・三菱自動車・いすゞはいずれもマツダを上回っています。
「スズキより34万円高い」→ 逆で、スズキが116.4万円上回っています。スズキはインドでの成長を従業員に還元しており、2026年3月期は前期比5%増の827.6万円で、10年前と比べて202万円増えました。
「スバルとはほぼ同水準」→ SUBARUが53.2万円上回っています。しかもSUBARUの平均年齢は40.0歳とマツダより2.5歳若く、後述する年齢補正をかけると差はさらに開きます。

なおホンダ日産の下(3位)に置いている表も見かけますが、2026年3月期はホンダ932.6万円・日産857.1万円でホンダが75.5万円上回っています。業種横断の正しい序列は大手企業の平均年収ランキング【年齢調整版】にまとめています。

42歳補正でわかる、マツダの711.2万円が持つ意味

順位そのものは変わりませんが、年齢を揃えると「マツダの数字がいちばん正直だ」という別の事実が見えてきます。平均年齢1歳=年収25万円として、全社を42歳に揃え直します。

🥇

トヨタ自動車40.5歳 → +37.5万円の補正

1,044万円

2位

本田技研工業(ホンダ)43.9歳 → ▲47.5万円の補正

885.1万円

2位

日産自動車40.9歳 → +27.5万円の補正

884.6万円

4位

デンソー44.8歳 → ▲70.0万円の補正(最大)

845万円

5位

スズキ41.5歳 → +12.5万円の補正

840万円

6位

SUBARU40.0歳 → +50.0万円の補正

814万円

7位

三菱自動車42.4歳 → ▲10.0万円の補正

780万円

8位

マツダ42.5歳 → ▲12.5万円の補正

699万円

マツダの補正幅は▲12.5万円しかありません。8社で最も小さい部類です。
平均年齢42.5歳は補正基準の42歳とほぼ同じなので、マツダの711.2万円は「年齢の下駄をほとんど履いていない、素の賃金水準」に最も近い数字です。
対照的に、デンソーの915.3万円には▲70万円分、ホンダの932.6万円には▲47.5万円分の年齢効果が入っています。逆にSUBARUは40.0歳と最も若く、同じ年齢に揃えると+50万円分の上振れ余地があります。「額面が高い会社ほど賃金が高い」とは限らないということです。

補正すると、マツダの相対位置はむしろ悪化します

比較相手 額面での差 42歳補正後の差 変化
本田技研工業(ホンダ) 221.4万円 186.1万円 ▼35万円 縮小
デンソー 204.1万円 146.6万円 ▼58万円 縮小
トヨタ自動車 294.8万円 345.3万円 ▲50万円 拡大
日産自動車 145.9万円 185.9万円 ▲40万円 拡大
SUBARU 53.2万円 115.3万円 ▲62万円 拡大
三菱自動車 78.3万円 81.0万円 ほぼ変わらず

年齢を揃えると、マツダに近いと思われていたSUBARUとの差が53.2万円から115.3万円へ倍以上に開きます。SUBARUは平均40.0歳という若い集団で764.4万円を出しており、同年齢での賃金力は明確に上です。一方、ホンダ・デンソーとの差は縮みます。両社は年齢の高さが額面を押し上げているためです。

補正値の使い方と限界:42歳補正は「平均年齢1歳=年収25万円」という一律の傾きを当てた試算値で、有報の開示値ではありません。実際の昇給カーブは30代後半で急になり50代で寝るため、平均年齢が10歳以上離れた企業同士の比較には向きません。今回の8社は40.0〜44.8歳に収まっているため、補正の精度は比較的高い場面です。同じ補正で順位が動く例はコマツ(建設機械1位がクボタに交代)でも起きています。

過去8年の年収推移——コロナ底からの回復と、関税での足踏み

📈 マツダ 平均年収の推移(出典:有価証券報告書)

2019年3月期

676万円

676万円

2020年3月期

664万円(▲12万)

664万円

2021年3月期

628万円(コロナ底・▲35万)

628万円

2022年3月期

637万円

637万円

2023年3月期

658万円(+21万)

658万円

2024年3月期

689万円(+30万)

689万円

2025年3月期

714万円(+25万・過去最高)

714万円

2026年3月期(最新)

711.2万円(▲3万)

711.2万円

コロナ期の底である2021年3月期の628万円から、2025年3月期の714万円まで4年で86万円(+13.7%)上昇しました。そして2026年3月期は▲3万円と、事実上の横ばいです。

✅ 営業利益72.3%減なのに、年収が▲3万円で済んだ理由
有価証券報告書の平均年収は「その事業年度に実際に支払われた給与」の平均です。2026年3月期に支給された夏・冬の賞与は、過去最高の売上5兆189億円を記録した2025年3月期の業績を反映しています。つまり決算と賞与のあいだには約1年のタイムラグがあります。
関税ショックが年収に表れるとすれば、2027年3月期の有報(2027年6月頃提出)です。711.2万円を「関税を織り込んだあとの水準」だと誤解しないでください。同じ構造はホンダでも起きており、赤字を計上した2026年3月期の有報で平均年収はむしろ37万円上がっています。

【最重要】米国関税ショックの実像——四半期で見ると回復の軌跡が見える

通期の数字だけを見ると「営業利益72.3%減」という悪材料しか見えませんが、四半期に分解すると全く違う絵が出てきます

第1四半期(4〜6月)
▲461億円

第2〜3四半期(7〜12月)
+230億円

第4四半期(1〜3月)
+747億円

通期
+516億円

第1四半期に過去最大水準の営業赤字461億円を出しながら、第4四半期は単独で747億円の営業黒字を確保しています。通期の516億円は、期初に会社が掲げた目標500億円を上回りました。関税の影響が一巡し、コスト改善と固定費削減が効き始めていることを示す数字です。

指標 2026年3月期 2025年3月期 2027年3月期 見通し
売上高 4兆9,182億円 5兆189億円 5兆5,000億円(過去最高)
営業利益 516億円(▲72.3%) 1,861億円 1,500億円(+191%)
経常利益 1,318億円(▲30.2%) 1,890億円
当期純利益 351億円(▲69.2%) 1,141億円 900億円(+157%)
営業利益率 1.0% 3.7% 約2.7%
米関税の減益影響 1,549億円 継続
グローバル販売台数 122.3万台 130.3万台 132.4万台
⚠ 2027年3月期の回復シナリオは、新型CX-5のグローバル投入が前提です
すでに欧州と米国で販売を開始している新型CX-5を、日本や豪州などのグローバル市場へ順次投入することで、販売台数を122.3万台から132.4万台(+10.2万台)へ引き上げる計画です。営業利益は1,500億円と191%増を見込んでいます。
この計画が実現すれば、その翌年度(2028年3月期)の賞与は改善する可能性があります。逆に言えば、2027年3月期の賞与は関税ショックを受けた2026年3月期の業績を反映するため、下振れする可能性が高い局面です。
なお小型車「マツダ2」は2026年8月末に国内生産を終了し、代わりに海外生産のSUV「CX-3」次期モデルを日本へ導入する予定です。商品構成のSUVシフトが進んでいます。

賞与・評価制度の実態

マツダの賞与は年2回支給で、支給実績は基本給の5〜6ヶ月分が目安とされています。口コミベースの情報では、賞与の算定は会社業績・個人評価・部門業績の組み合わせで決まり、会社業績の比重が最も大きい構成です。

⚠ 賞与の比重が高い=業績で年収が動く構造です
2021年3月期に628万円まで落ち、2025年3月期に714万円まで戻したという推移そのものが、この構造を示しています。振れ幅は約86万円です。「平均711万円」を固定値として住宅ローンなどの生活設計を立てるのは危険で、口コミでも「基本給が低く賞与の比重が高いため、住宅ローン審査で不利になる場合がある」という声が出ています。
オファー面談では基本給部分と賞与見込みを必ず分けて確認してください。

年代別・職種別の年収目安

年代別の年収目安(口コミベース)

年代 平均年収目安 主な役職 ポイント
20代前半(入社1〜3年目) 280〜380万円 担当者(B9〜B8) 新卒から定期昇給。賞与は年間3.5〜4.0ヶ月分
20代後半(入社4〜7年目) 400〜520万円 担当者〜主任候補(B7〜B6) 年収が大きく伸びる時期
30代前半(入社8〜12年目) 570〜690万円 主任〜係長(B5) 最初の大きな昇給。主任昇格で一段上がる
30代後半(入社13〜17年目) 690〜840万円 係長〜課長代理(B4〜B5) 管理職手前。業績連動の影響が大きくなる
40代前半(入社18〜22年目) 840〜1,030万円 課長(B3) 管理職昇格で年収1,000万円が視野に入る
40代後半〜50代(入社23年目〜) 930〜1,280万円 部長・GM(B2) 安定した高収入。長期勤続を評価する文化

※口コミデータと有報の平均年収・平均年齢から逆算した推計であり、会社が開示している数値ではありません。2026年3月期の全社平均が711.2万円である点を織り込み、前バージョンの目安から微修正しています。

職種別の年収目安

職種 年収目安 特徴・補足
IT・システムエンジニア 700〜950万円 DX推進強化で処遇改善中。全職種で最も高い傾向
マーケティング・商品企画 680〜900万円 グローバル展開に伴い戦略的重要性が高い
研究開発・技術開発 600〜820万円 電動化・ADAS関連は処遇改善が進んでいる
設計・開発エンジニア 580〜800万円 パワートレイン・電子制御設計の需要が高い
海外営業 620〜850万円 語学力必須。海外出張・駐在機会が多い
経理・財務・法務 580〜820万円 専門資格保有者の評価が高い
購買・調達 580〜800万円 サプライヤー管理・コスト企画は重要度が高い
国内営業・法人営業 550〜780万円 実績次第で上振れも
生産技術・製造管理 560〜750万円 広島本社・工場勤務が中心
事務・管理全般 530〜680万円 職種の中では低め。安定性は高い

※職種別の数値も会社の開示ではなく口コミ集計です。IT・ソフトウェア職の相場全般と比べると、マツダのIT職は完成車メーカーとしては上位帯にあたります。

初任給と昇給制度(2025年入社実績)

学歴区分 初任給(月額) 前年比 他社との比較
大学院卒(修士課程) 263,000円 +5,000円 ホンダ295,700円・日産270,000円を下回る
大学卒・高専専攻科卒 241,000円 +5,000円 ホンダ270,000円・日産250,000円を下回る
高専本科卒 205,000円 ホンダ236,500円を下回る
短大・専修学校卒(3年制) 195,000円
⚠ 初任給の引き上げは続いているが、他社との差は縮まっていません
2024年入社の大卒236,000円から2025年入社241,000円へ+5,000円、修士も258,000円→263,000円と2年連続で引き上げられています。ただし同じ時期にホンダは大卒270,000円・修士295,700円(2025年度実績)まで上げており、大卒で29,000円、修士で32,700円の差があります。年収ベースでは約35〜40万円の開きです。
なお2026年度以降の改定については公式の公表が確認できていないため、応募時は採用要項で最新値を確認してください。

「広島は生活コストが安いから実質年収は高い」は本当か

マツダの本社・主要工場は広島県に集中しており、首都圏と比べた生活コストの低さは実際にメリットです。ただし、この議論には見落とされがちな限界があります。

コスト項目 首都圏(東京) 広島 年間の差
家賃(ファミリー向け) 月15〜22万円 月8〜12万円 年60〜120万円
食費・日用品 基準 約85〜90% 年15〜25万円
通勤 公共交通が中心 車通勤・駐車場完備 年10〜30万円

住居費を中心に年間80〜130万円程度の差が見込めます。これを加味すると、マツダの711.2万円は首都圏勤務での約790〜840万円相当の生活水準に近いという見方ができます。

❗ ただし、この議論は「対首都圏」にしか効きません
比較対象として並ぶ他社の本社所在地を見てください。トヨタは愛知県豊田市、SUBARUは群馬県太田市、スズキは静岡県浜松市、デンソーは愛知県刈谷市です。いずれも首都圏ではなく、生活コストの構造はマツダと大きく変わりません。
つまり「地方勤務だから実質年収は高い」という主張は、東京の他業種と比べるときには成立しますが、同業他社と比べるときにはほとんど効きません。同じ論理でトヨタの1,006万円も「首都圏換算で1,100万円相当」になってしまうからです。年収記事でこの点に触れているものはほとんどありませんが、転職判断では重要な区別です。

福利厚生

制度 内容
独身寮 月額20,000円程度(光熱費込み・家具家電完備)
家族寮 月額30,000〜50,000円(入社後一定期間)
住宅取得支援金 支援金および優遇住宅ローン制度あり
福利厚生ポイント 年間58,000ポイント(旅行・レジャー・自己啓発等)
人間ドック 35歳以上は費用を会社負担
社員食堂 朝200円・昼400円・夕300円程度
社員向け車両割引 自社製品(マツダ車)購入時の特別割引
語学研修・資格取得支援 受験料・教材費の補助
育児休業 法定を上回る期間の取得が可能
✅ 働き方の指標は8社でも上位です
有給休暇取得率は91.1%(2025年期)で、これは主要8社のなかでも上位の水準です。離職率3.2%も低く、平均勤続17.7年という定着の良さと整合します。スーパーフレックス制度も導入されています。
年収が8社で最下位である一方、時間あたりで見た働き方の条件は決して悪くない——これがマツダを評価するうえでの両面です。

中途採用の実態

2024年度の中途採用比率は42.8%で、中途入社者が活躍できる環境が整いつつあります。積極採用しているのは電動化技術・DX推進・グローバル事業の3分野です。

採用強化分野 代表的な職種 年収レンジ目安
DX・デジタル AIエンジニア・データサイエンティスト・サイバーセキュリティ 800〜1,200万円
電動化技術 バッテリー技術・モーター制御・電動パワートレイン 700〜1,000万円
コネクティッド 車載ソフトウェア・クラウド連携・IoT 700〜1,050万円
グローバル事業 海外事業企画・国際マーケティング・海外法務 700〜1,000万円
環境技術 カーボンニュートラル・再エネ技術・LCA分析 650〜1,000万円
💡 中途採用で押さえるべき3点
① 標準的なオファーは現在年収+10〜30%です。ただし全社平均が711.2万円である以上、現在年収が800万円を超えている場合は維持〜微増が現実的な見込みになります。希少スキル(バッテリー技術・AI・サイバーセキュリティ等)を持つ場合のみ、これを大きく上回るオファーが出ます。
② 選考は書類選考→筆記試験(専門知識)→面接2〜3回です。書類段階での通過率を上げるには職務経歴書の改善が最短で、エージェント経由なら社内選考の仕組みも理解しておくと無駄がありません。最終面接の詰め方はこちらにまとめています。
③ 海外販売が大半を占める企業のため、TOEIC700点以上が推奨ラインです。海外事業・調達・技術開発職では800点以上や実務英語力が求められます。

選考で重視されるのは「マツダの価値観への理解」です。「走る歓び」「SKYACTIV技術」「魂動デザイン」というブランド哲学への共感を具体的に語れること、そして電動化・DX戦略における自分の貢献の接点を明確に示せることが内定への近道です。年収交渉のタイミングは内定通知後・承諾前が唯一の適切な機会になります。

社員の声:口コミから見える評価

観点 ポジティブな声 改善を求める声
給与制度 「バンド制度で昇進条件が明確。頑張れば確実に上がる」 「基本給が低く賞与の比重が高い。住宅ローン審査で不利な場合も」
生活水準 「広島の物価を考えると実質的な生活水準は悪くない」 「他の大手自動車メーカーとの年収差が気になる」
安定性 「業績が良い時の賞与は手厚い。長期的な定着率は高い」 「業績悪化時の賞与の変動が大きい」
働き方 「有給が取りやすい。スーパーフレックスで柔軟」 「制度の使いやすさは部署によって差がある」

口コミサイトの給与満足度は総じて3.2〜3.3/5.0前後です。やや控えめなのは、主にトヨタ・ホンダとの比較による相対感と、賞与の業績連動幅の大きさへの不満が影響していると見られます。今回の年齢補正の結果を踏まえると、この「相対感」は錯覚ではなく実際の差であることがわかります。

よくある質問(FAQ)

Q

マツダの年収は低いと聞きましたが実際のところは?

A
国内平均478万円(国税庁「令和6年分」)の約1.49倍、自動車業界平均481万円(doda)を約230万円上回る水準なので、絶対値としては十分に高収入です。ただし自動車メーカー主要8社のなかでは最下位で、これは42歳に年齢を揃えても変わりません。「業界内では低め、社会全体では高め」というのが正確な位置づけです。「業界5位」と書いている記事は、比較対象の数値が最大176万円ずれています。

Q

米国関税の影響で年収は下がりますか?

A
基本給(月例給)は下がりません。ただし業績連動賞与については、影響が出るのは2027年3月期です。2026年3月期の有報に載っている711.2万円は、過去最高の売上を記録した2025年3月期の業績を反映した賞与を含むため、関税ショックをまだ織り込んでいません。決算と賞与には約1年のタイムラグがあります。なお2027年3月期に営業利益1,500億円への回復が実現すれば、その翌年度の賞与は改善に向かう可能性があります。

Q

マツダとSUBARU、どちらの年収が高いですか?

A
額面ではSUBARU 764.4万円・マツダ711.2万円でSUBARUが53.2万円上回ります。さらにSUBARUの平均年齢は40.0歳とマツダより2.5歳若く、42歳に揃えるとSUBARU 814万円・マツダ699万円で差は115.3万円まで開きます。「ほぼ同水準」という記述は正しくありません。同じ年齢で比べたときの賃金力は、SUBARUのほうが明確に上です。

Q

転職するなら今と2027年以降ではどちらが有利ですか?

A
賞与の観点だけを見れば「2027年3月期の業績回復が確認されてから」のほうが初年度の賞与は高くなる可能性があります。ただし採用タイミングは企業が決めるものであり、賞与の減少幅を待って入社時期を選ぶのは実務上ほぼ不可能です。現実的なのは、オファー面談で基本給部分と賞与見込みを分けて確認しておくことです。年収711万円という数字には振れ幅の大きい変動部分が含まれているため、内訳を確認しないまま前職と比較すると実質条件を見誤ります。

Q

年収1,000万円に到達するには何年かかりますか?

A
標準的なキャリアパスでは40代前半(入社18〜22年目)の課長(B3)昇格で1,000万円前後に届くケースが多いとされています。ただしこれは口コミベースの目安で、全社平均が711.2万円である以上、1,000万円到達層は相当に絞られます。AIエンジニアやサイバーセキュリティ専門家などIT職種の中途採用では、入社時点から1,000万円近い水準での提示事例もあります。

Q

広島勤務に抵抗があります。東京から転職して後悔しませんか?

A
価値観次第ですが、首都圏から移住した方の多くは「想像より快適だった」と評価しています。理由は①家賃・生活費の削減で手元のお金が増える②通勤時間が大幅に短縮される③食や自然環境の豊かさ——です。一方で「都市のエンターテインメントが少ない」「家族が馴染みにくい」という声もあります。ただし生活コストの優位は同業他社との比較では効かない点に注意してください。トヨタ(愛知)・SUBARU(群馬)・スズキ(静岡)も同様に地方勤務だからです。実際に現地を訪れてから判断することを強くすすめます。

マツダへの転職:向いている方・慎重に検討すべき方

✅ マツダ転職に向いている方
  • 自動車技術・ものづくりへの情熱がある
  • 長期的な安定キャリアを求めている(勤続17.7年・離職率3.2%)
  • 広島での生活を前向きに受け入れられる
  • 電動化・DX・グローバル分野のスキルを持つ
  • 有給の取りやすさ(取得率91.1%)を重視する
  • 年収より「走る歓び」というブランド哲学に共感して働きたい
⚠ 慎重に検討すべき方
  • 自動車業界内での年収水準を重視する(8社で最下位)
  • 「スバル・スズキと同水準」という前提で検討していた(実際は下)
  • 短期間でトヨタ水準の年収(1,000万円超)を求める
  • 首都圏勤務を強く希望する(本社は広島)
  • 業績連動賞与の変動リスク(振れ幅約86万円)を許容できない
  • 基本給の絶対水準を最優先する(賞与比重が高い構造)

まとめ:マツダの年収を数字で整理

  • 最新平均年収は711.2万円(2026年3月期・有報)・前期714万円から▲3万円・平均年齢42.5歳・勤続17.7年
  • 手取り換算は年約533万円・月約44万円(42.5歳・介護保険料込み)
  • 「自動車業界8社中5位」は成立しない。正しくは8位(最下位)。比較表の他社数値が最大176万円ずれている
  • 「スズキより34万円高い」は逆で、スズキが116.4万円上。「スバルとほぼ同水準」もSUBARUが53.2万円上
  • 42歳補正でも8位のまま。ただし補正幅▲12.5万円は8社で最小級=711.2万円は最も「年齢の下駄がない実額」
  • 補正するとSUBARUとの差は53.2万→115.3万に拡大。逆にホンダ・デンソーとの差は縮む
  • 営業利益72.3%減でも年収が▲3万円で済んだのは、賞与に約1年のタイムラグがあるため。影響が出るのは2027年3月期の有報
  • 四半期別に見ると Q1▲461億円 → Q4+747億円 と回復。通期516億円は会社目標500億円を上回った
  • 2027年3月期は新型CX-5投入で売上5兆5,000億円(過去最高)・営業利益1,500億円(+191%)を計画
  • 2025年入社初任給は大卒241,000円・修士263,000円。ホンダとは大卒で29,000円の差
  • 「広島は生活コストが安い」は対首都圏では効くが、対同業他社では効かない(トヨタ・SUBARU・スズキも地方勤務)
  • 一方で有給取得率91.1%・離職率3.2%と働き方の指標は8社でも上位

マツダを他業界も含めて位置づけたい方は、大手企業の平均年収ランキング【年齢調整版】をご覧ください。同じ年齢調整はトヨタ自動車ホンダ日産自動車デンソーアイシン豊田通商にも適用しており、額面ランキングとは違う序列が見えてきます。

【参考データ】マツダ株式会社 有価証券報告書(2026年3月期)および過去8期分の「従業員の状況」、2026年3月期 通期決算(2026年5月12日公表)・第1四半期決算(2025年8月5日)・第3四半期決算(2026年2月10日)、各社有価証券報告書(トヨタ自動車・本田技研工業・デンソー・日産自動車・スズキ・三菱自動車・SUBARU・いすゞ自動車)、国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」、doda「平均年収ランキング(業種別)」、マツダ新卒採用情報(2025年入社初任給実績)、OpenWork・エンゲージ会社の評判・転職会議の口コミデータ。42歳補正値は「額面+(42.0−平均年齢)×25万円」で当サイトが算出した試算値であり、有価証券報告書の開示値ではありません。年代別・職種別・役職別年収および賞与の算定構成は口コミベースの参考値で、会社の開示ではありません。年収は個人の職種・役職・評価・入社時期によって変動します。本記事は2026年8月時点の情報です。

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