大学生におすすめの派遣会社10選!初めてでも安心な選び方とバイトとの違いを徹底解説

大学生におすすめの派遣会社10選!初めてでも安心な選び方とバイトとの違いを徹底解説

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「大学の授業やサークルと両立しながら、効率よく稼ぎたい」

「どうせ働くなら、アルバイトでは経験できない、就活にも役立つ経験を積みたい」

このように考え、アルバイト以外の働き方として「派遣」に興味を持つ大学生が増えています。

しかし、派遣はアルバイトと仕組みが異なり、登録する会社も非常に多いため、どの会社を選べばよいか迷ってしまいますよね。

こんにちは、LIFRELLスキルアップ編集部です。私たちは、副業や転職、スキルアップを目指す方々に向けたキャリア情報メディアを運営しています。

数多くの働き方やキャリア支援サービスを分析してきた知見から、今回は「大学生の派遣」に焦点を当て、そのメリットや注意点、そして大学生に本当におすすめできる派遣会社を厳選してご紹介します。

この記事を読めば、あなたが派遣で働くべきか、どの会社を選ぶべきかが明確になり、充実したキャンパスライフと将来につながるキャリア経験の両方を手に入れる第一歩を踏み出せるはずです。

目次

なぜ今、大学生に「派遣」が選ばれているのか?バイトとの違いを徹底解説

まず、大学生が派遣を選ぶ最大の理由は「効率」と「経験」にあると、私たち編集部は分析しています。

従来の大学生の働き方といえばアルバイトが主流でした。しかし、派遣という働き方には、アルバイトとは異なる大きな特徴があります。

最大の違いは「雇用主」です。

  • アルバイト:働くお店や会社(例 カフェ、塾)と「直接」雇用契約を結びます。
  • 派遣:人材派遣会社(例 テンプスタッフ、リクルートスタッフィング)と雇用契約を結びます。

派遣の場合、給与の支払いや福利厚生の提供は「派遣会社」が行い、実際の仕事の指示は「派遣先企業」(例 ○○商事、△△銀行)から受ける、という「雇用主と勤務先が異なる」点が特徴です。

この仕組みが、大学生にとって多くのメリットを生み出しています。

【表】アルバイトと派遣の主な違い

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比較項目派遣アルバイト
雇用主派遣会社勤務先(お店・会社)
給与派遣会社から支払われる勤務先から支払われる
時給比較的高い傾向(特にオフィスワーク)職種により様々
仕事内容オフィスワーク、イベント設営など多様接客、調理、指導など勤務先に固定
期間単発、短期、長期など柔軟シフト制の長期が一般的
サポート派遣会社の担当者が面談や交渉を代行基本的に自分で交渉・解決

バイトより時給が高いのはなぜ?

派遣の時給がアルバイトより高い傾向にあるのは、専門性や特定の業務(例 データ入力、電話応対)を担うために募集される「即戦力」としての期待値が含まれるためです。また、派遣会社が企業と時給交渉を行っている点も理由の一つです。

派遣会社の「サポート」とは?

派遣の最大の強みは、あなた専任の「担当コーディネーター」がつくことです。

彼らは、あなたの希望条件(時給、場所、期間)に合う仕事を探してくれるだけでなく、

  • 履歴書や職務経歴書(アルバイト歴)の書き方アドバイス
  • 派遣先との面談(職場見学)への同行
  • 就業後の悩み相談(「仕事が合わない」「人間関係で困った」など)
  • 契約更新や、次の仕事探しのサポート

といった、キャリアに関するあらゆる相談に乗ってくれます。

特に社会経験の少ない大学生にとって、無料でプロのエージェントが伴走してくれるのは、非常に心強い制度と言えるでしょう。

【失敗しない】大学生が派遣会社を選ぶ重要ポイント6選

「派遣の仕組みはわかったけれど、会社が多すぎて選べない」という方のために、LIFRELLスキルアップ編集部が「大学生ならでは」の視点で、登録時にチェックすべき重要なポイントを6つに絞り込みました。

1. 「学生・未経験者歓迎」の求人数は十分か

最も重要なポイントです。派遣の求人には、実務経験や専門スキルを求められるものも少なくありません。

大学生が登録する場合、「未経験OK」「学生歓迎」「研修制度あり」といった求人を豊富に扱っている派遣会社を選ぶ必要があります。

大手総合型の派遣会社は、一般的にこうした入門レベルの求人も多いため、初めての方でも安心です。

2. 「単発・短期」の仕事は豊富か

大学生の本分は学業です。テスト期間やサークル活動、長期休暇中の帰省など、大学生活はスケジュールが不規則になりがちです。

「夏休みだけ集中して働きたい」「土日だけイベントスタッフをやりたい」といったニーズに応えられるよう、1日だけの「単発(スポット)」や1ヶ月程度の「短期」の仕事を豊富に扱っているかは、必ず確認しましょう。

3. 希望する職種(オフィスワーク等)に強みがあるか

派遣で働く大きな魅力の一つが、アルバイトでは経験しにくい「オフィスワーク」を経験できることです。

将来、事務職や総合職を目指す学生にとって、大手企業のオフィスでデータ入力や電話応対、資料作成などの実務を経験することは、就職活動において強力なアピールポイントになります。

「オフィスワーク(事務職)に強い」と公言している派遣会社は特におすすめです。

4. 給与の支払いサイト(日払い・週払い)は柔軟か

急な出費が多い学生生活では、給与の支払いサイクルも重要です。

派遣会社によっては、「日払い」「週払い」「月払い」など、支払いサイトを選べる制度(「前払い制度」と呼ばれることもあります)を導入している場合があります。

すぐにお金が必要な場合に備え、こうした柔軟な給与システムがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

5. 登録会やサポート体制は手厚いか

初めての派遣登録は不安がつきものです。最近ではWeb上で登録が完結する「来社不要」の派遣会社も増えていますが、一方で、キャリアアドバイザーと直接(またはオンラインで)面談し、希望や不安を相談できる体制が整っているかも重要です。

「学生の派遣に慣れているか」「親身に相談に乗ってくれそうか」といったサポートの手厚さも、安心して働くためのカギとなります。

6. 福利厚生(有給休暇・社会保険)は充実しているか

あまり知られていませんが、派遣社員も条件を満たせば「有給休暇」や「社会保険(健康保険・厚生年金)」に加入できます。

  • 有給休暇:雇入れの日から6ヶ月間継続して勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合に付与されます。
  • 社会保険:週の所定労働時間および月の所定労働日数が、同じ事業所で働く正社員の4分の3以上である場合、加入義務が生じます。(学生でも例外ではありません)

※2022年10月からは、従業員101人以上の企業で、週20時間以上働くなど一定の要件を満たした場合も加入対象となりました。

こうした福利厚生がしっかりしている派遣会社を選ぶことで、万が一の病気やケガの際も安心です。

※出典:厚生労働省 確かめよう労働条件

大学生に本当におすすめの派遣会社10選【目的別】

LIFRELLスキルアップ編集部が、上記の6つのポイント(求人数、短期・単発、職種の強み、給与、サポート、福利厚生)を基に、大学生に特におすすめできる派遣会社を「目的別」に厳選しました。

まずは、あなたの目的に合わせて、どのタイプが合っているか確認してみてください。

【表】目的別!大学生におすすめの派遣会社

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目的おすすめのタイプ代表的な派遣会社
初めての派遣で
不安
大手総合型テンプスタッフ、リクルートスタッフィング
オフィスワーク
経験を積みたい
事務職に強い大手スタッフサービス、パソナ
スキマ時間で
稼ぎたい
短期・単発特化型フルキャスト、ランスタッド

【大手総合型】初めての派遣でも安心な派遣会社

まずは登録しておきたい、求人数とサポート体制が充実した大手企業です。幅広い職種を扱っており、あなたの希望に合う仕事が見つかりやすいのが特徴です。

1. テンプスタッフ(パーソルテンプスタッフ)

編集部コメント

業界最大級の求人数と、丁寧なサポート体制に定評があるのがテンプスタッフです。
登録者のスキルアップ支援(無料のeラーニングや提携スクールの割引)にも力を入れており、「働きながら学びたい」という意欲的な学生にも向いています。

福利厚生も充実しており、初めての派遣登録先として最もおすすめできる会社の一つです。

  • 主な職種:オフィスワーク、軽作業、販売、IT
  • 短期・単発:豊富
  • 給与サイト:月払い(前払い制度あり)
  • こんな学生に特におすすめ
    • 派遣が全く初めてで、手厚いサポートを受けたい人
    • 福利厚生や研修制度を重視する人
    • どんな仕事が向いているか相談しながら決めたい人

2. リクルートスタッフィング

編集部コメント

リクルートグループの強力な基盤を活かし、優良企業や大手企業の求人が豊富です。特にIT・Web系の職種に強く、将来それらの業界を目指す学生には魅力的でしょう。

オンラインでの登録完結や、充実した研修制度(無料eラーニングなど)も整っており、利便性とスキルアップを両立できます。

  • 主な職種:オフィスワーク、IT・Web、営業事務
  • 短期・単発:多い
  • 給与サイト:月払い
  • こんな学生に特におすすめ
    • 大手企業や有名企業で働いてみたい人
    • 将来IT・Web業界に興味がある人
    • オンラインで手軽に登録を済ませたい人

3. パソナ

編集部コメント

パソナは、福利厚生の手厚さや、登録者へのきめ細やかなサポートで知られています。「派遣社員」を「エキスパートスタッフ」と呼び、キャリア形成を長期的に支援する姿勢が特徴です。

時給が高めで、質の高いオフィスワーク求人が多いため、しっかり稼ぎながら良い環境で経験を積みたい学生におすすめです。

  • 主な職種:オフィスワーク、専門事務、営業
  • 短期・単発:やや少なめ(中長期がメイン)
  • 給与サイト:月払い
  • こんな学生に特におすすめ
    • 時給や働く環境の「質」にこだわりたい人
    • 地方(特に地方創生関連)の仕事に興味がある人
    • 中長期でじっくりスキルを身につけたい人

4. アデコ(Adecco)

編集部コメント

世界最大級の人材サービス企業であるアデコは、外資系企業やグローバル企業の求人に強みがあります。語学力を活かしたい学生や、国際的な雰囲気の職場で働いてみたい学生には最適です。

ビジネスマナー研修なども充実しており、社会人基礎力を高められます。

  • 主な職種:オフィスワーク、外資系事務、IT
  • 短期・単発:多い
  • 給与サイト:月払い(週払い制度あり)
  • こんな学生に特におすすめ
    • 英語などの語学力を活かしたい、または伸ばしたい人
    • 外資系企業の雰囲気に触れてみたい人
    • 週払いなど柔軟な給与システムを求める人

【短期・単発特化型】スキマ時間を有効活用できる派遣会社

「授業がない日だけ」「土日だけ」など、ピンポイントで働きたい学生向けの派遣会社です。簡単な軽作業やイベントスタッフの求人が中心です。

5. フルキャスト

編集部コメント

「単発・短期バイト」といえばフルキャスト、というほどの知名度と求人数を誇ります。Web(アプリ)で登録・仕事探し・給与申請まで完結できる手軽さが、多忙な学生に支持されています。

仕事内容もイベント設営、サンプリング、倉庫内作業など多岐にわたるため、様々な仕事を体験してみたい人にもぴったりです。

  • 主な職種:軽作業、イベント、サンプリング、飲食
  • 短期・単発:非常に豊富(メイン)
  • 給与サイト:日払い・週払い対応(即給サービス)
  • こんな学生に特におすすめ
    • とにかく手軽に、空いた日だけ働きたい人
    • すぐにお金が必要で「日払い」を希望する人
    • 毎回違う仕事や職場を体験してみたい人

6. ランスタッド(Randstad)

編集部コメント

ランスタッドは世界的な大手ですが、日本では特に「単発(スポット)」の仕事に強いという特徴があります。製造・軽作業系から、イベント・販売系まで幅広く扱っています。

単発の仕事であっても、コンプライアンス(法令遵守)がしっかりしているため、安心して働けるのが大手ならではの魅力です。

  • 主な職種:軽作業、イベント、オフィスワーク
  • 短期・単発:非常に豊富
  • 給与サイト:日払い・週払い対応
  • こんな学生に特におすすめ
    • 単発・短期でも、信頼できる大手企業を利用したい人
    • 倉庫内作業やイベント運営に興味がある人
    • 日払いや週払いに対応してほしい人

7. テクノ・サービス(働くお仕事探し)

編集部コメント

「お仕事探しはテクノ・サービス♪」のCMでも知られ、製造業や倉庫内作業などの「軽作業」に特化しています。オフィスワークは少ないですが、「人と話すのは苦手」「黙々と作業したい」という学生には最適です。

全国に拠点があり、地方の学生でも仕事が見つかりやすいのが強みです。

  • 主な職種:軽作業、製造、検品、ピッキング
  • 短期・単発:豊富
  • 給与サイト:月払い(前払い制度あり)
  • こんな学生に特におすすめ
    • オフィスワークよりも、体を動かす作業が好きな人
    • コミュニケーションをあまり取らず、黙々と集中したい人
    • 地方在住で、軽作業の仕事を探している人

【職種特化型】スキルアップや経験を積みたい学生向け派遣会社

「どうせ働くなら、就活に活きるスキルを身につけたい」という学生向けの、専門分野に強みを持つ派遣会社です。

8. スタッフサービス

編集部コメント

「オフィスワーク」の求人数は業界トップクラスです。「ジム(事務)ならスタッフサービス」と言われるほど、一般事務、営業事務、経理事務など、あらゆる事務職の求人を網羅しています。

未経験からでも始められる事務の仕事が多いため、「PCスキルを身につけたい」「大手企業で事務経験を積みたい」学生には、まず登録をおすすめします。

  • 主な職種:オフィスワーク(一般事務、営業事務)
  • 短期・単発:やや少なめ(長期がメイン)
  • 給与サイト:月払い(前払い制度あり)
  • こんな学生に特におすすめ
    • アルバイトでは経験できない「事務職」を経験したい人
    • ExcelやWordなどのPCスキルを実践で身につけたい人
    • 将来、事務職やアシスタント職を志望している人

9. ヒト・コミュニケーションズ

編集部コメント

販売、営業、コールセンターなど、「人と接する仕事(セールス・マーケティング分野)」に特化しています。高いコミュニケーション能力や営業スキルは、業界問わず就職活動で高く評価されます。

研修制度が充実しており、未経験からでもしっかり教育を受けられるため、接客スキルを磨きたい学生に最適です。

  • 主な職種:販売、コールセンター、営業
  • 短期・単発:豊富
  • 給与サイト:月払い(前払い制度あり)
  • こんな学生に特におすすめ
    • 接客や販売のアルバイト経験を活かしたい人
    • 就活に役立つ「コミュニケーション能力」を磨きたい人
    • コールセンターで正しい言葉遣いや対応力を身につけたい人

10. マンパワーグループ

編集部コメント

世界的な大手であり、総合的に求人を扱っていますが、特に大手・優良企業の事務系や、IT・テクニカル系の仕事に強みがあります。長期で安定して働きたい、専門的なスキルを身につけたいという意欲の高い学生に向いています。

サポート体制も手厚く、キャリア相談にも乗ってもらえます。

  • 主な職種:オフィスワーク、IT、軽作業
  • 短期・単発:多い
  • 給与サイト:月払い(前払い制度あり)
  • こんな学生に特におすすめ
    • 大手・優良企業で長期的に働きたい人
    • ITパスポートなどの資格を活かしたい、または目指している人
    • キャリア相談も含めた手厚いサポートを希望する人

意外と簡単!派遣登録から就業までの5ステップ

「派遣って手続きが難しそう」と思うかもしれませんが、実際は非常にシンプルです。多くの会社で、以下の5ステップで仕事を開始できます。

STEP
Webで基本情報を登録

まずは、各派遣会社の公式サイトから、氏名、住所、連絡先などの基本情報を入力します。多くの場合、この時点では履歴書は不要です。

STEP
登録会(面談)への参加

Web登録後、派遣会社の担当者との面談(登録会)に進みます。最近は、来社不要の「オンライン面談」や「電話面談」が主流です。服装は私服(ビジネスカジュアルが無難)で問題ありません。

この面談は「選考」ではなく「相談」の場です。あなたの希望条件(働きたい期間、時間、職種、時給など)や、これまでのアルバイト経験、不安な点(例「Excelは使ったことがない」)などを正直に伝えましょう。

STEP
お仕事の紹介

面談で伝えた希望条件に基づき、派遣会社の担当者があなたに合った仕事をメールや電話で紹介してくれます。もちろん、自分で派遣会社の求人サイトから検索して応募することも可能です。

STEP
職場見学・条件確認

働きたい仕事が見つかったら、派遣会社の担当者と一緒に「派遣先企業」へ職場見学に行きます。(単発の場合は省略されることもあります)

これは「面接」ではないため、リラックスして参加して問題ありません。実際の職場の雰囲気を見たり、具体的な仕事内容の最終確認をしたりする場です。派遣会社の担当者がうまくサポートしてくれるので、安心して臨みましょう。

STEP
雇用契約・就業スタート

職場見学を経て、あなたと派遣先企業の双方が合意すれば、正式に就業決定です。

派遣会社と雇用契約を結び、お仕事スタートです。就業初日は派遣会社の担当者が同行してくれることも多く、安心して始められます。

大学生が派遣で働くメリットと知っておきたいデメリット

派遣という働き方は、大学生にとって多くのメリットがありますが、もちろん注意すべき点(デメリット)もあります。LIFRELLスキルアップ編集部として、両方を公平にお伝えします。

大学生が派遣を選ぶ「5つのメリット」

1.アルバイトより高時給な場合がある

特にオフィスワークや専門職の場合、地域の最低賃金に近いアルバイトよりも、時給が数百円高いケースも珍しくありません。

時給1,500円以上の求人も多く、短時間で効率よく稼ぎたい学生には大きな魅力です。

2.就活に役立つ「社会経験」が積める

アルバイトでは経験しにくい、大手企業のオフィス環境や、BtoB(企業間取引)の現場を体験できます。PCスキル(Excel、Word)やビジネスメール、電話応対といった実践的なスキルは、就職活動で即戦力として評価されます。

「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」として、具体的なエピソードを語れるようになります。

3.大学のスケジュールに合わせて働ける

「テスト期間は休みたい」「夏休みだけ集中したい」といった希望を、派遣会社が間に入って調整してくれます。アルバイトのように「シフトを代わってくれる人を探す」といった手間や、人間関係のしがらみが発生しにくいのが特徴です。

4.人間関係のストレスが比較的少ない

派遣は「契約期間」が定められているため、良くも悪くも職場の人と「ドライな関係」を築きやすい傾向があります。

アルバイト特有の上下関係や派閥といった、面倒な人間関係に悩まされにくいのはメリットといえます。

5.様々な業界・企業を体験できる

「自分はIT業界に向いているかも」「やっぱりメーカーの雰囲気が好きだ」など、短期間で様々な職場を経験することで、自分の適性や興味を知ることができます。

これは、就職活動の「業界研究」にも直結します。

登録前に知っておきたい「3つのデメリット」

1.責任のある仕事を任されにくい

派遣の仕事は、多くの場合「定型的」な業務や「サポート」業務が中心です。企画立案や重要な判断を伴うような、中核的な業務を任されることは少ないため、やりがいを感じにくい場合もあります。

ただし、裏を返せば「責任の重い仕事を負わされず、時間通りに帰れる」というメリットでもあります。

2.雇用が不安定な場合がある(契約期間)

派遣は「期間」を定めて働くのが基本です。

「契約更新」が前提であっても、派遣先の業績や方針によっては、契約が終了(「雇止め」と呼ばれる)になる可能性はゼロではありません。

3.交通費が支給されないケースも

2020年4月の「同一労働同一賃金」導入により改善傾向にありますが、今でも時給に交通費が含まれている(実質、交通費別途支給なし)求人も存在します。

応募時には「交通費は別途支給か、時給に含まれるか」を必ず確認しましょう。

大学生の派遣に関する「よくある質問」

最後に、大学生からよく寄せられる疑問について、編集部がお答えします。

履歴書や職務経歴書は必要ですか?

登録時には不要な場合がほとんどです。

派遣会社への「登録」時点では、履歴書不要の会社が大多数です。派遣会社独自の「スキルシート」や「登録カード」に、これまでのアルバイト歴や使えるソフト(Word, Excelなど)を記入することが、履歴書の代わりとなります。

親の扶養から外れませんか?「103万円の壁」と「130万円の壁」が心配です。

働き方によって外れる可能性があります。非常に重要な点です。

学生が意識すべき「壁」は主に2つあります。

103万円の壁(税金の壁)

あなたの年収が103万円(給与収入のみの場合)を超えると、親(扶養者)が「扶養控除」を受けられなくなり、親の所得税や住民税が高くなります。

また、学生自身にも所得税がかかり始めます。

130万円の壁(社会保険の壁)

あなたの年収が130万円(見込み)を超えると、親の健康保険の「被扶養者」から外れ、自分で国民健康保険や国民年金に加入する必要が出てきます。これは非常に大きな負担増につながります。


(※前述の通り、週20時間以上など一定の条件を満たすと、130万円未満でも派遣会社の社会保険に加入する場合があります)

派遣は時給が高いため、アルバイトと同じ感覚でシフトを入れると、予想外に稼ぎすぎて「壁」を超えてしまうことがあります。

派遣会社に登録する際、「扶養の範囲内(例 年103万円以内)で働きたい」と明確に伝えておくことが非常に重要です。

※出典:国税庁 No.1800 パート収入はいくらまで税金がかからないか

※出典:日本年金機構 従業員(短時間労働者)が健康保険・厚生年金保険に加入する基準

派遣の経験は、就活の「ガクチカ」になりますか?

なります。むしろ、強力なアピール材料になります。

「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」で面接官が知りたいのは「何を経験したか」ではなく「その経験から何を学び、どう行動したか」です。

(例)

「派遣先のコールセンターで、お客様からのクレーム対応マニュアルの改善を提案しました。その結果、対応時間が平均○分短縮され、課題解決能力を学びました。」

「大手商社の事務派遣で、ExcelのVLOOKUP関数やピボットテーブルを独学で習得し、月次のデータ集計作業を効率化しました。」

このように、具体的なエピソードを交えて話すことで、アルバイト経験以上に「社会人基礎力」や「主体性」をアピールできます。

Wワーク(アルバイトとの掛け持ち)はできますか?

可能です。

多くの派遣会社はWワークを許可しています。ただし、派遣の仕事とアルバイトの合計労働時間が法定労働時間(原則1日8時間、週40時間)を超えないよう、自己管理が必要です。

また、派遣の登録時に「Wワークである」ことは申告しておきましょう。

登録だけして、すぐには働かなくてもいいですか?

まったく問題ありません。

派遣会社への登録は無料ですし、登録したからといって必ず働かなければならない義務もありません。「良い仕事があれば紹介してほしい」「夏休みだけ働きたい」というスタンスでの登録も歓迎されます。

むしろ、働きたい時期が来てから慌てて登録するより、先に登録だけ済ませておき、いつでも仕事を紹介してもらえる状態にしておくことをおすすめします。

まとめ:自分に合った派遣会社を見つけて、大学生活を充実させよう

今回は、大学生におすすめの派遣会社と、派遣という働き方のメリット・デメリットについて徹底的に解説しました。

派遣は、大学生活のスケジュールと両立しながら、アルバイトより効率的に稼ぎ、さらに就職活動にも役立つ「社会経験」を積める、非常に合理的な働き方です。

良い派遣先に出会う最大のコツは、「複数の派遣会社に登録すること」です。

会社によって得意な職種や、持っている求人が異なるため、最低でも2〜3社(例:大手総合型1社、短期特化型1社、事務特化型1社)に登録し、紹介される仕事を比較検討するのが賢い方法です。

この記事を参考に、あなたにぴったりの派遣会社を見つけ、充実したキャンパスライフの実現と、未来のキャリアへの第一歩を踏み出してください。

LIFRELLスキルアップ編集部は、あなたの挑戦を応援しています。

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