ソフトバンクの平均年収871万円【2026年3月期・最新有報】平均年齢42.0歳で年齢補正が効かない|KDDIとの180万円差の意味

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📱 企業年収データベース【2026年3月期・最新有報 反映済み】
ソフトバンクの平均年収871万円【2026年3月期】
平均年齢42.0歳ちょうどで年齢補正が効かない・KDDIとの180万円差の意味を完全解説
871万円平均年間給与
(2026年3月期・有報)
42.0歳平均年齢
年齢補正が効かない
約630万円手取り年収
月約52.5万円
▲180万円KDDIとの差
補正しても縮まない

ソフトバンクへの転職を検討している方、IT・通信業界での年収相場を知りたい方に向けて、2026年3月期の最新有価証券報告書データ(871万円・平均年齢42.0歳)をもとに給与体系を解説します。あわせて、この会社の数字が持つ「年齢補正が一切効かない」という珍しい特徴と、それが競合比較にどう影響するかまで踏み込みます。

⚠️ 多くのサイトが「849万円」で止まっています
Web上の記事の多くは「849万円(2025年3月期)」を最新値として掲載していますが、2026年6月提出の有価証券報告書では871万円(平均年齢42.0歳・勤続14.8年)に更新済みです。前期比+22万円(+2.6%)で過去最高を更新しました。
さらに比較対象として並べられている「KDDI 948万円」は103万円の誤りで、2026年3月期のKDDIは1,051万円です。この差は転職判断において無視できません。
この記事でわかること
  • 2026年3月期の最新平均年収871万円と、Web上に多い「849万円」との違い
  • 平均年齢42.0歳ちょうど=年齢補正が効かないという珍しい特徴と、その意味
  • KDDIとの180万円差は年齢では説明できないという不都合な事実
  • 年収推移表の誤り(2021年3月期が1年ずれている)と、実際は2年連続下落していたこと
  • 初任給の記述が記事間で矛盾している問題——実際は26.3万円で「22万円」は数年前の値
  • 手取り換算(年約630万円・月約52.5万円)
  • グレード制度・賞与・評価制度の仕組みと、年収の30〜45%が賞与という構造
目次

【最新】ソフトバンクの平均年収は871万円

項目 2026年3月期(最新) 2025年3月期 変化
平均年間給与 871万円 849万円 +22万円(+2.6%)
平均年齢 42.0歳 41.7歳 +0.3歳
平均勤続年数 14.8年 14.5年 +0.3年
従業員数(単体) 19,150人 18,895人 +255人
従業員数(連結) 58,432人 55,070人 +3,362人
42歳補正値 871万円(補正±0) 856万円 平均年齢が42.0歳ちょうど
国内平均年収比 約1.8倍 国税庁「令和6年分」478万円との比較
✅ 平均年齢42.0歳ちょうど——この会社の数字は「そのまま比較できる」珍しいケースです
企業の平均年収を比べるとき、最大の落とし穴は平均年齢の差です。平均年齢が高い会社ほど額面は自動的に高く出ます。当サイトでは「平均年齢1歳=年収25万円」として42歳に揃え直す補正を全記事に適用していますが、ソフトバンクは平均年齢が42.0歳ちょうどなので、補正しても871万円のまま変わりません
つまりソフトバンクの871万円は、年齢という下駄を一切履いていない「素の数字」です。他社と比べるときに「うちは平均年齢が高いから」という言い訳が効かない代わりに、数字をそのまま信じてよい、ということでもあります。

【訂正】年収推移表の2021年3月期が1年ずれています

Web上には「2021年3月期782万円(+49万円)・2022年3月期808万円(+26万円)」という推移表が出回っていますが、有価証券報告書の掲載値とは一致しません。782万円は2020年3月期の値です。

決算期 Web上に出回っている値 有価証券報告書の値 実際の前期比 平均年齢
2019年3月期 (表になし) 733万円 39.3歳
2020年3月期 (表になし) 782万円 +49万円 39.7歳
2021年3月期 782万円(+49万円) 820万円 +38万円 40.1歳
2022年3月期 808万円(+26万円) 808万円 ▲12万円 40.5歳
2023年3月期 804万円(▲4万円) 804万円 ▲4万円 40.8歳
2024年3月期 810万円(+6万円) 810万円 +6万円 41.3歳
2025年3月期 849万円(+39万円) 849万円 +39万円 41.7歳
2026年3月期(最新) (未掲載) 871万円 +22万円 42.0歳
2019年3月期

733万円

733万円

2020年3月期

782万円

782万円

2021年3月期

820万円(コロナ期のピーク)

820万円

2022年3月期

808万円(▲12万)

808万円

2023年3月期

804万円(▲4万・直近の底)

804万円

2024年3月期

810万円

810万円

2025年3月期

849万円(+39万)

849万円

2026年3月期

871万円(過去最高)

871万円

⚠️ 「近年は800万円台を安定して推移」という説明は正確ではありません
正しくは2021年3月期に820万円まで上がったあと、2022年・2023年3月期と2年連続で下落し、804万円まで落ちています。そこから3年かけて871万円まで回復し、7年で+138万円(+18.8%)という形です。
「安定して推移」ではなく「一度下がってから回復し、直近で過去最高を更新した」と理解するほうが実態に近く、後述する賞与比率の高さ(年収の30〜45%)とも整合します。年収の3割超が業績・評価で動く以上、871万円は固定値ではありません

手取りは約630万円——月52.5万円

💰 平均年収871万円の手取り換算(42.0歳・扶養なし・東京都)

年間総支給額(税込)8,710,000円
健康保険料・介護保険料・厚生年金・雇用保険▲ 約1,349,000円
所得税▲ 約550,000円
住民税▲ 約503,000円
手取り年収(目安)約6,300,000円
手取り月収換算約52.5万円/月

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会(東京支部)の料率をもとに、月給52万円・賞与年247万円のモデルで試算。扶養なし・各種控除適用前。42.0歳は介護保険料(40歳以上65歳未満)の対象で、これを落とすと手取りを15〜20万円多く見積もることになります。年収帯ごとの生活感は手取り30万円の記事手取り25万円の記事で整理しています。

【訂正】競合比較——KDDIとの差は103万円ではなく180万円です

Web上の比較表は年度も数値もばらついています。2026年3月期の有価証券報告書で並べ直します。

企業 Web上に出回っている値 最新の有報値 ずれ
KDDI 948万円
「持株会社。金融グループ会社の数値を含む」
1,051万円(2026年3月期) ▲103万円
楽天グループ 774万円前後 851万円(2025年12月期) ▲77万円
NTTデータグループ 906万円前後 923万円(2025年3月期) ▲17万円
NTT(持株) (表になし) 1,056万円(2026年3月期) 最大の比較対象が欠落
❗ 「KDDIは持株会社で金融グループ会社の数値を含む」という説明は誤りです
KDDI株式会社は持株会社ではなく事業会社で、有価証券報告書の平均年収は単体(従業員9,483名)の数値です。金融グループ会社の数値は含まれていません。したがって「純粋な通信事業での比較では各社の差は縮まる」という結論も成立しません。
また「NTTドコモは2024年7月に上場廃止」という記述も誤りです。NTTドコモがNTTの完全子会社化により上場廃止となったのは2020年12月です。なおNTTデータグループのほうは2025年9月にNTTの完全子会社化で上場廃止となっており、923万円(2025年3月期)が有報の最終値になります。

通信大手3社の比較(2026年3月期)

企業 平均年収 平均年齢 42歳補正値 ソフトバンクとの差
NTT(持株会社) 1,056万円 +185万円
KDDI 1,051万円 約42.0歳(2025年3月期) 約1,051万円 +180万円
ソフトバンク 871万円 42.0歳 871万円
💡 ソフトバンクとKDDIは平均年齢がどちらも42.0歳です
当サイトの他記事では「年齢を揃えると順位が入れ替わる」というケースを多く扱っていますが、この2社はどちらも平均年齢42.0歳のため、補正しても差は180万円のまま動きません(KDDIの平均年齢は2025年3月期の開示値。2026年3月期で変動すれば補正値も動きます)。
つまりこの180万円は年齢構成では説明できない、実質的な賃金水準の差ということになります。「うちは平均年齢が若いから低く出ているだけ」という言い訳が使えない構図です。
ただし後述するとおり、ソフトバンクは年収に占める賞与の比率が30〜45%と高く、評価次第の振れ幅が大きい設計です。高評価を取り続けられる人にとっては、平均値の差ほどの開きにならない可能性もあります。「平均で180万円負けているが、上振れの余地は大きい」というのが正確な理解です。
⚠️ 「ソフトバンクグループ(9984)」とは別会社です
検索すると「ソフトバンクの平均年収1,320万円」という数字も出てきますが、これはソフトバンクグループ株式会社(証券コード9984)の2026年3月期の値です。投資会社としての持株会社で、本記事で扱う国内通信事業のソフトバンク株式会社(証券コード9434)とは別法人・別の数字です。転職先として検討する際は、どちらの会社の求人かを必ず確認してください。

職種別・年代別の年収目安

職種別(口コミベース)

職種 平均年収(口コミ参考値)
技術職 791万円
開発職 779万円
企画職 737万円
マーケティング職 728万円
エンジニア・SE職 688万円
営業職 670万円
販売職(ショップスタッフ等) 435万円

技術職・開発職が高い水準にある一方、販売職は他職種と比べて低めです。有報の871万円はこれら全職種の平均なので、職種によって実態値は大きく異なります。なお口コミの回答者は平均年齢が有報より若い傾向があるため、上表はいずれも有報平均を下回っています。IT職の相場感はIT・ソフトウェア職の年収相場と照らして判断してください。

年代別(口コミベース)

年代 年収目安 キャリアステージ
25歳前後 490万円前後 新卒3年目・一般社員
30歳前後 640万円〜700万円 グレード2〜3昇格前後
35歳前後 720万円〜820万円 課長代行・課長候補
40歳前後 800万円〜920万円 課長クラス
45歳前後 870万円〜1,220万円 部長クラス

※口コミデータと有報の平均年収・平均年齢から逆算した推計値で、会社の開示ではありません。2026年3月期に全社平均が871万円へ+22万円上昇した点を織り込み、微修正しています。年齢が上がるほど役職・評価による個人差が大きくなります。

グレード制度と役職別年収

ソフトバンクはグレード制を採用しており、賞与額はグレード・当期の個人成績・会社業績等を考慮して決まります。グレードの呼称は媒体によって表記が割れており、以下に対応関係を整理します。

グレード(D/LP/M表記) 別表記(G表記) 役職目安 年収レンジ(口コミ参考値)
D1 G1 新卒1〜2年目 400万円〜500万円
D2 G2 3〜6年目・主任/リーダー相当 500万円〜700万円
LP3 G3 リーダー・係長級 700万円〜850万円
M4 G4 課長級(管理職) 900万円〜1,000万円
M5 G5 部長級 1,000万円〜1,500万円
M6 G5以上 本部長級 1,500万円以上
💡 最大の関門は「D2(G2)→LP3(G3)」です
口コミによると「営業職の場合は大抵新卒入社2〜4年でグレード2になる。その時点で年収600万円程度」とされ、D2までは多くの人が到達します。一方で「グレード2へ上がることは難しくないが、グレード3に上がることは比較的難しく、目安としてAクラスの評価を2期連続で取得することが必要」という声があります。
さらに「Aクラスの営業成績を2期連続で収めていたとしても、上司とのコミュニケーションが円滑に取れていなければグレード3には上がりにくい」という指摘もあり、定量評価だけでなく定性評価(コアバリューの体現度)も昇進に影響します。
M4(課長級)に到達すると年収1,000万円前後が視野に入りますが、リーダー・係長級までは多くの社員が昇進できる一方、課長級以上は人数が限られます。なおアソシエイト職(一般職)から総合職になるには独自の転用試験への合格が必要です。

【訂正】初任給——記事間で矛盾が生じています

❗ 「大卒220,000円」は数年前の水準です
Web上には「ソフトバンクの初任給は大卒220,000円で通信業界最高水準」という記述がありますが、2024年入社の時点ですでに大卒263,000円・修士284,200円に引き上げられています。
しかもこの記述には内部矛盾があります。同じ記事の中で「厚生労働省発表の2024年大卒平均初任給約24万円と比べても高水準」と書かれていますが、22万円は24万円を下回っています。22万円では「最高水準」どころか全国平均以下という計算になってしまいます。
あわせて「KDDIも大卒初任給22.0万円」という記述も誤りで、KDDIは2024年入社時点で270,000円(学部・院卒とも)です。
職種・学歴 月額基本給(2024年入社実績) Web上の旧値
総合職(大学卒) 263,000円 220,000円
総合職(修士卒) 284,200円 235,000円
アソシエイト職 195,000円
販売職(ソフトバンククルー) 185,000円

※2024年入社実績。基本給に対して賞与・残業代が別途支給されます。2026年度以降の改定については公式の公表が確認できていないため、応募時は必ず採用要項で最新値を確認してください。通信各社は初任給の引き上げ競争が続いており、この水準はさらに変わっている可能性があります。

賞与制度——年収の30〜45%を占める最大の変数

ソフトバンクのボーナスは年2回(夏・冬)支給です。標準賞与(基本給の2.5か月分)を基準として、評価に応じた掛け率をかけた額が支給される仕組みです。

評価 掛け率(口コミ) 基本給換算
S(最高評価) 2倍 基本給の5か月分相当
標準 1倍 基本給の2.5か月分
D(最低評価) 0.4倍 基本給の1か月分相当
⚠️ 最高評価と最低評価で賞与が5倍違います
年収に占める賞与の割合が約30〜45%と高いため、評価による年収差が非常に大きい構造です。現役社員の口コミでは「賞与は年2回、評価にもよるが大体1回あたり100万前後」(マーケティング職・在籍5〜10年)「実力主義で実力や成果に応じて賞与額が大きく変動する」(事業開発・課長・在籍10〜15年)という声があります。
また「同業のドコモやKDDIと比べて基本給は少ないが、ボーナスが多いので総合的に見ると悪くない額。特に評価のいい人にとってはボーナスが跳ねやすいのでいい環境」という声も確認されています。KDDIとの180万円差は平均値の話であり、高評価層では逆転しうるという点は押さえておくべきです。

評価制度の仕組み

期初に立てた目標の達成度合いを期中・期末に評価するMBO(目標管理)制度で、業績評価(定量)と行動評価(定性)の組み合わせです。

  • 業績評価:半年ごとに11段階(S/A+/A/A-/B+/B/B-/C+/C/C-/D)で評価され、賞与に反映
  • 年度評価:別途7段階(S/A/B+/B/B-/C/D)が付与され、翌年の昇給額・減給額が決まる
  • B-以下の評価を取ると減給となる点は事前に把握しておく必要があります
  • 昇進試験はないが、課長クラスへの昇進には一度「課長代行」を経由するステップがある

残業代・手当・福利厚生

項目 内容
残業代 1分単位で支給。月10万円を超えるという口コミも複数あり。管理職(M4/G4以上)は対象外
平均残業時間 月33時間(口コミサイト・2026年1月時点)
有給休暇取得率 75.7%(2025年3月期)
年間休日 124日
新卒住宅補助 月額30,000円(入社3年間限定
販売職地域手当 月額5,000円(関東・関西・愛知在住)
深夜勤務手当 基本給の25%割増(22時以降勤務)
休日勤務手当 基本給の35%割増
働き方 スーパーフレックス(コアタイムなし)、サテライトオフィス全国600ヶ所以上
育児支援 育児休業(最大3歳まで)、出産手当(3人目で100万円支給)
退職金 確定拠出年金制度のみ(従来型退職金なし)
❗ 転職時に必ず確認すべき2点
従来型の退職金制度がありません。確定拠出年金制度のみです。他の大手企業から転職する場合、退職金の有無は生涯収入に数百万〜1,000万円単位で影響します。年収の数字だけで比較すると見落とす部分です。なお、ボーナスの現金支給金額と同程度のストックオプションが付与される制度があり、株価上昇時には追加的なメリットになります。
住宅補助が新卒3年間限定です。月3万円は年間36万円相当ですが、4年目以降は対象外になります。他の大手企業(日立ソリューションズの最大月6万円など)と比べると期間の短さが際立ちます。
なお有価証券報告書によると、労働者の男女賃金格差は76.6%です。男女で同一の給与体系を適用しているものの、現状の等級構成などに起因して報酬総額に差が生じていると説明されています。

転職を検討する際のポイント

✅ 向いている方
  • 実力主義・成果連動の評価制度を求める(賞与は最大5倍の差)
  • スピード感のある環境で働きたい(「1カ月の仕事を1週間で」という社風)
  • 残業代が1分単位で全額つく環境を重視する
  • 働き方の柔軟性を重視する(スーパーフレックス・サテライトオフィス600ヶ所以上)
  • クラウド・AI・セキュリティ関連スキルがある(高年収が期待できる領域)
  • 額面より上振れの可能性を取りたい
⚠️ 事前に確認が必要な方
  • 従来型退職金を前提に生涯収入を計算している
  • 住宅補助を長期で当てにしている(新卒3年間限定)
  • 安定した年収を求める(賞与が年収の30〜45%)
  • 低評価時のリスクを取れない(B-以下で減給)
  • 「通信大手だから横並びで高い」と考えている(KDDI・NTTとは180万円差)
  • 業務量の多さ・成果へのプレッシャーが苦手

中途採用での年収交渉

中途入社の場合、前職での経験とスキルによって初期グレードが決定されます。面接ではチャレンジ精神・成果志向・コミュニケーション能力・テクノロジーへの関心が重視される傾向があります。特にクラウド・AI・セキュリティ関連スキルを持つエンジニアは高年収が期待できます。

年収交渉時は前職での具体的な成果・実績を数字で示すことが重要です。書類段階の通過率を上げるには職務経歴書の改善が最短で、エージェント経由なら社内選考の仕組みも理解しておくと無駄がありません。最終面接の詰め方はこちらにまとめています。

よくある質問(FAQ)

他のサイトでは849万円と書いてありますが、どちらが正しいですか?
2026年3月期の有価証券報告書に記載の871万円(平均年齢42.0歳・勤続14.8年)が最新です。849万円は2025年3月期の値で1年古い数字になります。前期比+22万円(+2.6%)で過去最高を更新しました。単体従業員は19,150人、連結は58,432人です。
「平均年齢42.0歳ちょうど」だと何が違うのですか?
企業の平均年収は平均年齢が高いほど自動的に高く出ます。当サイトでは「平均年齢1歳=年収25万円」として42歳に揃え直す補正を全記事に適用していますが、ソフトバンクは平均年齢が42.0歳ちょうどなので補正しても871万円のまま変わりません。つまり年齢という下駄を一切履いていない「素の数字」であり、他社と比較するときにそのまま使えるということです。
KDDIとの年収差はどのくらいですか?
2026年3月期でKDDI 1,051万円・ソフトバンク871万円で180万円の差があります。しかも両社とも平均年齢が42.0歳のため、年齢を揃えても差は縮まりません(KDDIの平均年齢は2025年3月期の開示値)。「KDDI 948万円」という数字を掲載しているサイトは103万円の誤りです。ただしソフトバンクは年収の30〜45%が賞与で評価により最大5倍の差がつくため、高評価層では平均値の差ほどの開きにならない可能性もあります。
初任給はいくらですか?
2024年入社の実績で大卒263,000円・修士284,200円です。Web上に「大卒220,000円」と書かれていることがありますが、これは数年前の水準です。なお22万円という数字は厚生労働省の2024年大卒平均初任給(約24万円)を下回るため、「通信業界最高水準」という説明とも矛盾します。KDDIは2024年入社時点で270,000円です。2026年度以降の改定は公式の公表が確認できていないため、応募時は採用要項でご確認ください。
「ソフトバンクの平均年収1,320万円」という数字を見たのですが?
それはソフトバンクグループ株式会社(証券コード9984)の2026年3月期の値で、別会社です。投資会社としての持株会社であり、本記事で扱う国内通信事業のソフトバンク株式会社(証券コード9434)とは法人も数字も異なります。転職先を検討する際は、求人がどちらの会社のものかを必ず確認してください。
賞与はどのくらい変動しますか?
標準賞与は基本給の2.5か月分ですが、評価に応じた掛け率がかかります。口コミによると最高評価(S)で2倍=基本給の5か月分相当、最低評価(D)で0.4倍=基本給の1か月分相当とされ、最大5倍の差がつきます。年収に占める賞与の割合は約30〜45%と高いため、評価による年収差が非常に大きい構造です。年度評価でB-以下を取ると翌年減給になる点も押さえておいてください。
退職金がないというのは本当ですか?
従来型の退職金制度はなく、確定拠出年金制度のみです。他の大手企業から転職する場合、退職金の有無は生涯収入に数百万〜1,000万円単位で影響するため、年収の数字だけで比較すると見落とす部分になります。一方でボーナスの現金支給金額と同程度のストックオプションが付与される制度があり、株価上昇時には追加的なメリットになります。住宅補助が新卒3年間限定である点とあわせて、総合的な待遇比較が必要です。

まとめ:ソフトバンクの年収を数字で整理

  • 最新の平均年収は871万円(2026年3月期・有報・平均年齢42.0歳・勤続14.8年)。849万円は1年古い数字
  • 平均年齢42.0歳ちょうどで42歳補正が効かない=年齢の下駄が一切ない「素の数字」
  • KDDIとの差は180万円(1,051万円 vs 871万円)。両社とも42.0歳なので年齢では説明できない。「KDDI 948万円」は103万円の誤り
  • 「KDDIは持株会社で金融グループの数値を含む」も誤り。KDDIは事業会社で単体9,483名の数値
  • 「NTTドコモは2024年7月に上場廃止」も誤り。正しくは2020年12月(NTTデータグループは2025年9月)
  • 年収推移表の2021年3月期が1年ずれている。実際は2022年・2023年3月期と2年連続で下落し、そこから回復して過去最高を更新
  • 手取りは年約630万円・月約52.5万円(42.0歳=介護保険料の対象)
  • 初任給「大卒22万円」は数年前の値。2024年入社で263,000円。22万円では厚労省の全国平均24万円を下回り、記事内で矛盾していた
  • 賞与は年収の30〜45%。最高評価で基本給5か月分・最低評価で1か月分と最大5倍の差
  • 従来型退職金なし(確定拠出年金のみ)・住宅補助は新卒3年間限定。年収の数字だけで比較しないこと
  • 残業代は1分単位で支給(管理職M4/G4以上は対象外)。有給取得率75.7%・年間休日124日

通信・IT業界の他社と比べたい方は、KDDI楽天グループNTTデータグループの記事もあわせてご覧ください。SIer系では富士通SCSK日立ソリューションズ、電機系ではソニーグループも同じ年齢調整の考え方で整理しています。他業種も含めた序列は大手企業の平均年収ランキング【年齢調整版】にまとめています。

【参考データ】ソフトバンク株式会社 有価証券報告書(2026年3月期)および2019年3月期以降の「従業員の状況」、KDDI株式会社・日本電信電話株式会社・楽天グループ株式会社・株式会社NTTデータグループ・ソフトバンクグループ株式会社の各有価証券報告書、ソフトバンク公式採用ページ(2024年入社初任給実績)・福利厚生ページ、国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」、doda「平均年収ランキング(業種別)」、OpenWork・エンゲージ会社の評判等の社員口コミデータ。42歳補正値は「額面+(42.0−平均年齢)×25万円」で当サイトが算出した試算値であり、有価証券報告書の開示値ではありません。KDDIの平均年齢は2025年3月期の開示値を用いています。NTTは持株会社のため事業会社との直接比較はできません。職種別・年代別・グレード別年収は口コミベースの参考値で、会社の開示ではありません。グレードの呼称は媒体により表記が割れるため対応関係を併記しています。年収は個人の職種・役職・評価・入社時期によって変動します。本記事は2026年8月時点の情報です。

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