当サイトはアフィリエイトを含むプロモーションを掲載しています
博報堂の平均年収1,092万円は「174人」の数字|連結2.9万人との差と、42歳補正でサイバーに抜かれる理由

「博報堂に転職したい。でも年収の実態、本当のところが知りたい」——そんな疑問に、最新の公式データと現役社員の口コミをもとにお答えします。
ただし最初に押さえていただきたいことがあります。よく引用される平均年収1,092万円は、持株会社に在籍する174人の平均です。グループの連結従業員は約2.9万人。あなたが実際に働くのは、この174人が所属する会社ではありません。
- 【最重要】1,092万円は持株会社174人の平均。連結2.9万人とは別物
- 【独自】42歳に揃えるとサイバーエージェントに逆転される
- 【訂正】推移表が「▲65万円」の減少を隠している
- 【訂正】博報堂DYメディアパートナーズは2025年4月に休眠会社化、アイレップは商号変更済み
- 現場社員の実態年収(30歳で約993万円)と手取り額
- 年代別・職種別・役職別の詳細年収レンジ
- 給与体系の仕組みと「4年目の年収減少」という落とし穴
- 残業時間・福利厚生・働き方の実態
- 中途採用の最新動向と転職難易度
【最重要】1,092万円は「持株会社174人」の平均です
上場しているのは持株会社の博報堂DYホールディングスで、博報堂・大広・読売広告社・Hakuhodo DY ONE・博報堂テクノロジーズといった事業会社を束ねています。有価証券報告書に載る平均年収1,092万円・平均年齢41.4歳・平均勤続12.8年(2025年3月期)は、この持株会社単体の数字です。
- 対象は174人のみ。グループ全体の管理機能を担う少数の社員の平均にすぎない
- あなたが実際に入って働くのは、傘下の株式会社博報堂(非上場・単体の年収非開示)のほう
- 持株会社は役員・管理職比率が高いため、事業会社の平均より高く出る傾向がある
- 調査ベースでは、現場で働く社員の30歳時点の年収相場は約993万円
- 口コミサイト(エン カイシャの評判)による博報堂の平均年収は1,030万円(平均年齢37歳)、OpenWork(450名)では1,072万円(平均年齢32.6歳)
当サイトでは、有報の平均年収が持株会社の少人数を対象にしている企業を繰り返し扱ってきました。イオン(559名)、ファーストリテイリング(約1,400名)、リクルートHD(130名)、メイテックHD(0名)。博報堂DYHDの174人は、この系譜のなかでもかなり極端な部類です。連結2.9万人に対して0.6%しか数えていません。
ただし救いもあります。持株会社の1,092万円(41.4歳)と、現場の30歳相場993万円は、年齢差を考えれば大きく矛盾しない水準です。イオンのように持株会社と現場で272万円も開くケースとは違い、博報堂は「持株会社の数字を見ても、現場の実感から極端に離れてはいない」珍しい例といえます。
有価証券報告書ベースの年収推移
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月期最新 | 1,092万円 | 41.4歳 | ▲65万円 |
| 2024年3月期 | 1,157万円 | 41.3歳 | +65万円 |
| 2023年3月期 | 1,092万円 | 41.4歳 | +56万円 |
| 2022年3月期 | 1,036万円 | 42.1歳 | — |
出典:博報堂DYホールディングス 有価証券報告書(各年度)。平均勤続年数は2025年3月期で12.8年。
- 元の表では2025年3月期の前年比が「—」になっていましたが、1,157万円→1,092万円で▲65万円の減少です
- 本文では「2024年3月期に1,157万円とピークを迎え、2025年3月期は1,092万円に戻っています」と正しく説明しているのに、表だけが数字を空欄にしていた状態でした
- あわせて、前年比の数値が1行ずつずれて配置されていたのも修正しています
2023年3月期と2025年3月期がどちらも1,092万円・41.4歳と完全に同じ数値である点は、偶然の一致にしては珍しいので注意して読んでください。いずれにせよ3年連続で1,000万円超を維持していることは事実で、母集団が174人と小さいぶん、賞与や社員構成の変化で数十万円単位の振れが出やすい数字だと理解しておくのが正確です。
【独自】42歳に揃えると、サイバーエージェントに逆転されます
当サイトでは企業間の年収比較にあたって、「額面+(42.0−平均年齢)×25万円」で平均年齢を42歳に揃える方法を使っています。平均年齢が若い会社は額面が低く出るため、そのままでは比較になりません。
| 企業 | 平均年収 | 平均年齢 | 42歳補正 | 順位の動き |
|---|---|---|---|---|
| 電通グループ | 約1,520万円 | 44.0歳 | 約1,470万円 | 1位 → 1位 |
| サイバーエージェント | 913.8万円 | 33.8歳 | 約1,119万円 | 3位 → 2位 |
| 博報堂DYホールディングス | 1,092万円 | 41.4歳 | 約1,107万円 | 2位 → 3位 |
- サイバーエージェントの平均年齢33.8歳は、博報堂DYHDより7.6歳も若い
- 42歳に揃えるとサイバーエージェント1,119万円 vs 博報堂DYHD 1,107万円で、わずかながら逆転されます
- 電通グループとの差も、額面428万円から補正後363万円へ縮まります(電通グループは44.0歳と年上のため補正で下がる)
- 元記事は「サイバーエージェント 約817〜913万円・34.2歳」としていましたが、正しくは913.8万円・33.8歳(2025年9月期)。34.2歳という年齢は別企業の値です
ただし、この比較にはもっと根本的な問題があります。電通グループも博報堂DYHDも持株会社で、事業会社の株式会社電通・株式会社博報堂はどちらも非上場・単体非開示です。つまり「電通1,520万円 vs 博報堂1,092万円」という定番の比較は、両社の管理部門同士を並べたものであって、現場の広告マン同士の比較ではありません。
一方サイバーエージェントは事業会社として上場しており、有報の913.8万円は現場を含む全社員の平均です。サイバーエージェントの記事でも同じ論点を整理していますが、母集団が違うものを並べた「業界年収ランキング」は、順位そのものより中身を見るべきです。
年収1,092万円・993万円の手取り額
| 額面年収 | 想定される立場 | 年間手取り(目安) | 月あたり |
|---|---|---|---|
| 1,092万円 | 持株会社の平均(41.4歳) | 約778万円 | 約64.8万円 |
| 993万円 | 現場の30歳相場 | 約719万円 | 約59.9万円 |
東京都・独身・扶養なしでの概算です。1,092万円は平均年齢41.4歳なので介護保険料の対象となり、40歳未満の同額面より年4〜5万円ほど手取りが少なくなります。いずれの年収帯でも給与所得控除は上限(195万円)、厚生年金保険料も標準報酬月額の上限に達しているため、これ以上額面が増えても控除・保険料は増えず、増加分のほとんどが所得税・住民税の対象になります(手取り率は約71〜72%)。額面と手取りの関係は手取り30万円の年収はいくらかや手取り25万円の目安もあわせて確認してみてください。
年代別・職種別・役職別の年収詳細
年代別年収レンジ
| 年代 | 推定年収レンジ | 特徴・主な変化 |
|---|---|---|
| 20代前半(入社1〜3年) | 380万〜550万円 | 時間制労働で残業代がつく。残業が多い場合は600万円台も |
| 20代後半(入社4〜6年) | 600万〜800万円 | 裁量労働制への移行で一時的に年収が下がるケースがある |
| 30代前半(入社7〜9年) | 900万〜1,200万円 | 30歳時点の相場は約993万円。1,000万円の大台が射程に |
| 30代後半(入社10〜14年) | 1,200万〜1,600万円 | ディレクター上位〜シニアクラス。評価格差が広がり始める |
| 40代(管理職クラス) | 1,500万〜2,500万円 | 役職・評価によって大きく分かれる。部長クラスで2,000万円超 |
| 50代(役員・上位管理職) | 1,200万〜3,000万円以上 | 役員報酬は非公開だが、最上位層では大幅に高い |
口コミ・調査データからの推計であり、公式開示ではありません。
職種別年収(OpenWork調査ベース)
博報堂の特徴は「職種間の年収格差が小さい」ことです。最高のプロデューサー職と最低のストラテジックプランニング職の差は約167万円にとどまり、どの職種でも一定の高水準が保たれています。
同じ現象はセコム(職種間の差が152万円)でも確認していますが、意味はまったく逆です。セコムは「基本給が低く投入時間で決まるから差がつかない」のに対し、博報堂は「どの職種も1,000万円前後という高い水準で揃っている」——同じ「格差が小さい」でも、高いところで揃うか低いところで揃うかで評価は真逆になります。
役職別の年収目安
| 役職・グレード | 年収目安 | 到達年次目安 |
|---|---|---|
| 平社員(P22ランク等) | 1,000〜1,200万円 | 入社10年目前後 |
| ディレクター職 | 1,200〜1,600万円 | 入社7〜12年目 |
| シニアディレクター | 1,500〜2,000万円 | 入社12〜18年目 |
| マネージャー(部門長クラス) | 1,800〜2,500万円 | 40代前後 |
| 部長・役員 | 2,000万円〜(非公開) | 40代後半〜 |
給与制度の仕組み|年俸制・裁量労働制・ボーナス
| 入社年数 | 給与体系 | 年収の特徴・注意点 |
|---|---|---|
| 1〜3年目 | 時間制労働(残業代あり) | 残業代がしっかり支給される。長時間労働の場合は実質年収が高くなる |
| 4年目前後 | 裁量労働制に切り替え | 一時的な年収減少に注意。残業代がなくなるため、年収が下がるケースがある |
| 7年目〜 | ディレクター昇進(年俸制) | 年収1,000万円突破が射程圏内に入る |
| 10年目〜 | 管理職・年俸制 | 評価によって格差が拡大。上位評価では昇給幅が大きい |
- 新卒入社後3年間は時間制労働で残業代が支給されるため、実質年収が高め
- 4年目に裁量労働制へ切り替わると残業代がなくなり、一時的に年収が下がるケースが多い
- これは一時的なもので、その後の昇進・昇給で回復・超過していく設計
- 中途入社の場合は最初から年俸制のため、このような変動がない場合が多い
新卒初任給と昇給パターン
博報堂の新卒初年度の年俸は342万円(年俸制)です。月額に換算すると28.5万円で、これに超過勤務手当と業績賞与が加算されます。
年俸342万円という数字だけを見ると高くありませんが、ここに超過勤務手当が乗ることで初年度年収は380万〜440万円になります。裏を返せば「1〜3年目の年収は残業の多さで決まる」ということで、これが4年目の裁量労働制移行で年収が下がる原因でもあります。
なお近年は各社が初任給を大幅に引き上げており、ファーストリテイリング(2026年3月入社で月37万円)のような水準も出てきています。博報堂の強みは初任給ではなく、7〜10年目にかけての昇給幅の大きさにあります。
| 入社年数 | 推定年収レンジ | 1年あたりの昇給幅目安 |
|---|---|---|
| 1年目 | 380万〜440万円 | (初年度) |
| 3年目 | 550万〜680万円 | 年間150〜200万円 |
| 5年目 | 700万〜860万円 | 年間150〜200万円 |
| 7年目 | 900万〜1,100万円 | 年間200〜250万円 |
| 10年目 | 1,200万〜1,500万円 | 年間300〜400万円 |
- 年1回(毎年6月末)支給:前年度の実績に対するボーナス
- 基本ボーナス:月給の約3ヶ月分
- 個人査定による上乗せ:50万円〜(上限は非公開)
- 年収の15〜25%程度がボーナス相当分として変動する構造
競合他社・グループ企業との年収比較
広告業界大手の年収比較
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 上場区分 |
|---|---|---|---|
| 電通グループ | 約1,520万円 | 44.0歳 | 持株会社(株式会社電通は非上場) |
| 博報堂DYホールディングス | 1,092万円 | 41.4歳 | 持株会社・174人(株式会社博報堂は非上場) |
| サイバーエージェント | 913.8万円 | 33.8歳 | 事業会社として上場 |
| 読売広告社 | 約870万円 | — | 博報堂DYグループ |
| ジェイアール東日本企画 | 約780万円 | — | — |
| ADKマーケティング・ソリューションズ | 約700〜800万円 | — | — |
出典・年度が揃っていない数値を含みます。とくに電通グループと博報堂DYHDは持株会社の数値である点にご注意ください。
電通との年収差は約428万円ありますが、博報堂は「個性を重視する社風」「チームワーク重視の文化」「クライアントとの対等な関係性」といった面で評価されています。年収の絶対値だけでなく、自分が活躍しやすい文化・環境を重視して選ぶことが重要です。
なお比較の基準としては、国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」の平均給与478万円があります。博報堂DYHDの1,092万円はこれを614万円上回る水準です。他社の位置づけは大手企業の平均年収ランキングもあわせて確認してみてください。
博報堂グループ企業の年収比較
- 博報堂DYメディアパートナーズは2025年4月1日付の吸収分割で事業を株式会社博報堂へ承継し、同日より休眠会社になっています。「博報堂DYメディアパートナーズ 約900万円」を転職先候補として挙げている記事は、この変更を反映していません
- アイレップは商号変更を経て「Hakuhodo DY ONE」となっています。「アイレップ 約600万円」という表記も現在の社名ではありません
- グループには株式会社博報堂テクノロジーズ(技術系)も加わっており、デジタル・AI人材の受け皿になっています
| 企業名 | 推定平均年収 | 事業内容 | 転職難易度 |
|---|---|---|---|
| 博報堂(本体) | 1,030〜1,072万円 | 総合広告代理店。2025年4月にメディア事業を統合 | S(最高難度) |
| 読売広告社 | 約870万円 | 総合広告代理店 | A |
| 大広 | 約700万円 | 総合広告代理店 | B |
| Hakuhodo DY ONE | 要確認 | デジタルマーケティング(旧アイレップ等) | B〜C |
| 博報堂テクノロジーズ | 要確認 | グループの技術基盤・AI開発 | B |
| 博報堂プロダクツ | 400〜800万円 | 制作・プロモーション | C |
- 博報堂本体への直接転職が難しい場合、グループ企業を「入口」として活用できる
- グループ内での異動・出向で博報堂本体との接点を増やす方法もある
- とくに博報堂テクノロジーズは技術職の受け皿として設立された会社で、デジタル人材にとっては本体より入りやすい可能性がある
残業時間・福利厚生・働き方の実態
| データソース | 平均残業時間 | 備考 |
|---|---|---|
| エン カイシャの評判(2025年1月) | 月56時間 | 社員口コミベース。部署・プロジェクトによって大きく差あり |
| 博報堂DYホールディングスIR(2023年度) | 月33.5時間 | 持株会社単体。実態より低めの可能性 |
「月33.5時間(公式)」と「月56時間(口コミ)」の乖離には、2つの要因があります。ひとつは裁量労働制で「みなし残業時間」の扱いがあるため公式データに反映されにくいこと。もうひとつは、公式データの対象が174人の持株会社社員だという点です。年収と同じで、残業時間も母集団が違います。
現場の実態としては口コミ側の月56時間がより近いと考えるのが妥当でしょう。参考までに本サイトで扱った他社はサイバーエージェント13.3時間、セコム41時間。56時間は明確に長い部類です。ただし部署・プロジェクト・時期で大きく変わるため、面接時に具体的な部署の残業実態を確認することを強く推奨します。
主要な福利厚生制度
| 制度名 | 内容 |
|---|---|
| フリーバカンス(5日間連続休暇) | 年2回取得可能。旅行・家族との時間を確保しやすい |
| 社内クリニック | 内科・皮膚科・耳鼻科・歯科を無料利用可能(定期健診も含む) |
| 社内マッサージルーム | ポイント制で利用可能。繁忙期のケアに活用 |
| 保養所 | 河口湖・伊東・安比・苗場・南紀田辺・軽井沢の6カ所 |
| 人間ドック | 28歳以上で年1回利用可能 |
| 育児休業制度 | 最大2年間。男女ともに取得実績あり |
| 時短勤務制度 | 小学校3年生まで取得可能 |
| 育児・介護ポイント | 年間3万円分のポイント支給 |
| プラ休・インターバル11 | 独自の休暇推進・勤務間インターバル制度 |
社内クリニック(無料)と年2回のフリーバカンスは、金額に換算しにくいものの実質的な待遇として大きい部分です。とくに「勤務間インターバル11時間」が制度として明文化されている点は、残業56時間という数字とセットで見ると、長時間労働に一定の歯止めをかける仕組みが用意されていることを示しています。
博報堂の転職難易度と中途採用事情
選考フロー
書類選考 + Web適性検査(玉手箱)
書類の通過率は厳しい。職務経歴書は実績の定量化(数字・成果・影響範囲)が必須。玉手箱対策も事前に行うこと。
一次面接(人事面接)
志望動機・経歴の整合性・コミュニケーション能力を確認。「なぜ博報堂か」「なぜ電通ではないのか」を明確に答えられるよう準備する。
二次面接(現場責任者面接)
専門スキル・実務経験の深さ・博報堂での具体的な貢献イメージを問われる。実際の業務に即したケーススタディが求められることも。
最終面接(役員面接)
人物像・将来ビジョン・企業文化への適合性を最終確認。「粒違い」を体現するユニークな視点が評価される。
採用強化職種
| 職種 | 需要度 | 求められる経験・スキル |
|---|---|---|
| デジタルマーケティング・データ分析 | ★★★★★ | MA運用・データ分析・プログラマティック広告・CDP活用 |
| AIエンジニア・データサイエンティスト | ★★★★★ | 機械学習・生成AI活用・Pythonによるデータ処理 |
| Webエンジニア | ★★★★☆ | Web開発・クラウド・マーテックシステム構築 |
| 投資・事業開発 | ★★★★☆ | 新規事業立ち上げ・スタートアップ投資・M&A経験 |
| 営業職(広告業界経験者) | ★★★☆☆ | 広告業界または無形商材の法人営業経験(必須) |
技術系の需要が最上位に来ているのは、グループに博報堂テクノロジーズという技術会社を置いていることと無関係ではありません。今後需要が伸びる職種という観点でも、広告業界の採用は「広告のスキル」から「データ・技術のスキル」へ重心が移っています。広告業界未経験でも、デジタル・AI領域の実務経験があれば勝負できるのが現在の状況です。
キャリアストレッチ採用(広告業界未経験者向け)
- 対象:広告会社未経験で、社会人経験が4年以上13年以下の方
- 採用人数:年間20〜30名程度(非常に狭き門)
- 目的:他業界で培った専門性(IT・コンサル・メーカー等)を博報堂で発揮してもらうための制度
- 「業界未経験=門前払い」ではなく、優れた実績・専門性があれば挑戦できる正規ルート
- 応募には「自分のユニークな経験がどう博報堂に貢献できるか」の具体的ストーリーが必須
企業文化・社風|「粒ぞろいより粒違い」
博報堂が掲げる「粒ぞろいより粒違い」という言葉は、一般的な「優秀な人材」ではなく、「その人ならではのユニークな視点・経験・専門性を持つ人材」を求めているというメッセージです。
| 項目 | 博報堂の特徴 | 電通との比較 |
|---|---|---|
| 求める人材像 | 個性・専門性・ユニークさを持つ「粒違い」の人材 | 高いスキルとスピードを求める「即戦力」重視 |
| 社風・雰囲気 | フレンドリー・チームワーク重視・個性尊重 | 競争的・成果主義・スピード感 |
| 企業哲学 | 「生活者発想」「パートナー主義」 | 「TEAM DENTSU」的な組織連携 |
| 年収水準(持株会社) | 1,092万円/42歳補正1,107万円 | 約1,520万円/42歳補正約1,470万円 |
女性の働きやすさと多様性の現状
| 指標 | 現状 | 評価 |
|---|---|---|
| 女性管理職比率 | 8.0% | △ 課題あり |
| 新卒採用比率 | 男女比約6:4 | ○ 比較的バランスが良い |
| 育児休業制度 | 最大2年間・男女ともに取得可 | ○ 制度としては充実 |
| 時短勤務 | 小学校3年生まで可 | ○ 子育て支援に手厚い |
女性管理職比率8.0%は、制度の充実ぶりと明確にギャップがあります。育休最大2年・時短は小3まで・育児ポイント年3万円分と制度は手厚いのに、管理職に届いていない。「制度で辞めずに済むが、昇進はまだ」という段階と読むのが正確でしょう。長期のキャリアを考えるなら、面接時に「女性管理職の実数と、直近の登用実績」を確認しておく価値があります。
博報堂で働くメリット・デメリット
- 30代前半で年収1,000万円超が現実的(30歳相場993万円)
- 電通に次ぐ業界2位のブランド力と大型案件への参画機会
- 「粒違い」を評価する文化で個性・専門性が活かせる
- 職種間の年収格差が小さく、どの職種でも1,000万円前後
- 社内クリニック・マッサージルーム・保養所等の充実した福利厚生
- 中途採用比率40.1%という採用の積極性
- 7〜10年目の昇給幅が年200〜400万円と大きい
- 月56時間(口コミベース)という残業の多さ
- 4年目の給与体系切り替えによる一時的な年収減少
- 選考倍率30倍超の高い転職難易度
- 広告業界経験がないと一般職種での採用は困難
- 女性管理職比率8.0%というキャリアの天井感
- 42歳補正ではサイバーエージェントに抜かれる(額面ほどの優位はない)
- プロジェクトによる業務量の大きな変動
転職を成功させる具体的な戦略
面接で高評価を得るためのポイント
| 評価ポイント | 具体的な準備方法 |
|---|---|
| 個性・ユニークさ(「粒違い」の体現) | 「自分にしかできない体験・視点」を3〜5個用意し、それが博報堂でどう活かせるかをストーリーで説明する |
| クリエイティブな思考力 | 過去の仕事で「前例のない方法で問題を解決した経験」を具体的な数字・成果とともに語れる準備をする |
| 博報堂への理解・共感 | 「生活者発想」「パートナー主義」を自分の言葉で説明し、自分の仕事哲学との接点を示す |
| 「なぜ博報堂か」の明確な答え | 電通との比較を踏まえ「なぜ博報堂でなければならないか」を論理的かつ感情的に説明できるようにする |
| 具体的な貢献イメージ | 「入社後の最初の1年で何をするか」を具体的に語れるレベルまで業界・会社研究を深める |
- 実績の定量化:「前年比120%」「担当クライアント数○社・売上○億円規模」「チーム○名統括」
- 問題発見〜解決のプロセス:課題を自ら見つけ、独自のアプローチで解決した具体例
- クリエイティブな発想の証明:既存の手法ではなく新しいやり方を生み出した経験
- 「再現性」の証明:過去の成功がなぜ生まれたか、転職先でも再現できることの論拠
- 業界・職種への理解:広告業界やマーケティングへの独自の視点と理解を示す記述
書類段階の対策は書類選考に通らない理由と対処法、選考全体の進め方は転職活動の進め方、支援サービスの選び方はエージェントの使い分けを参考にしてください。博報堂のような最高難度の企業では、業界に強い支援先を選べるかどうかが通過率を大きく左右します。
よくある質問
まとめ|博報堂への転職を検討するあなたへ
- 平均年収1,092万円は持株会社174人の平均。グループ連結2.9万人の0.6%しか数えていない
- ただし現場の30歳相場993万円と年齢差を考えれば矛盾しない水準——イオン型の極端な乖離はない
- 42歳に揃えると1,107万円で、サイバーエージェント1,119万円に逆転される。額面178万円勝ちが12万円負けに転じる
- 推移表の「前年比」が▲65万円の減少を空欄にしていたので修正。2024年3月期1,157万円がピーク
- 博報堂DYメディアパートナーズは2025年4月に休眠会社化、アイレップはHakuhodo DY ONEへ商号変更——グループ企業の情報が古い記事に注意
- 職種間の年収格差は約167万円と小さく、どの職種でも1,000万円前後という高い水準で揃っている
- 「4年目の年収減少」という落とし穴を理解した上で、7〜10年目の年200〜400万円という昇給幅を取りに行く設計
- 手取りは1,092万円で約778万円・月64.8万円(手取り率約71%)
- 採用強化はデジタルマーケティング・AI・データサイエンス分野が最優先。広告のスキルより技術のスキルが求められる局面
- 他社水準は大手企業の平均年収ランキングもあわせて確認を
※本記事は2026年8月時点の情報です。出典:博報堂DYホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期〜2025年3月期)、各社有価証券報告書(電通グループ・サイバーエージェント)、国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」(平均給与478万円)、OpenWork・エン カイシャの評判等の口コミデータ、各種調査データ。42歳補正値および手取り額は当サイトの試算です。年代別・職種別・役職別の年収レンジおよび賞与・残業時間は口コミおよび公開情報にもとづく推計を含み、公式開示ではありません。有価証券報告書の平均年収は持株会社(従業員174人)が対象で、事業会社である株式会社博報堂の従業員は含まれません。最新の採用情報・年収データは博報堂公式サイトおよび有価証券報告書でご確認ください。
