オリックスの平均年収は976万円【2025年3月期最新】他サイトの920万円は古い・8年連続上昇の理由・金融業界内の順位・中途採用57%の実態を完全解説

オリックス

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オリックスへの転職・就職を検討している方のために、2026年3月期の最新有価証券報告書データ(1,039万6,546円)をもとに、年代別・役職別の詳細年収から金融・リース業界内での正確な位置づけ、中途採用の実態まで解説します。多くのサイトが「976万円(2025年3月期)」あるいは「920万円(2024年3月期)」で止まっていますが、本記事は最新データに更新済みです。

2026年3月期・最新有価証券報告書 反映済み
オリックスの平均年収
1,040万円(2026年3月期・有報/1,039万6,546円)
平均年齢44.2歳|平均勤続年数15.8年|前期比+63.7万円(+6.5%)|単体3,016名・連結37,286名
1,040万円
有報平均年収(最新)
前期976万円から+63.7万

985万円
42歳補正値
リース業界では2番手に

4,472億円
2026年3月期 最終利益
+27.2%で過去最高

+3,304名
連結従業員の1年増加
約10%の人員拡大

この記事でわかること:
・最新1,040万円と、Web上に多い「976万円」「920万円」との違い
・「8年連続上昇」は成立しない——推移表の誤りと、実際に3回あった下落
・「リース業界で圧倒的首位」も成立しない——三菱HCキャピタルとの差はわずか11万円
・42歳に揃えると首位が入れ替わる理由(平均年齢3.7歳差の影響)
・手取り換算(年約730万円・月約61万円)
・グレード制度と年代別・役職別の年収シミュレーション
・4期連続で過去最高益を更新する業績と、連結従業員が1年で約10%増えた意味
・中途採用の実態と転職成功のポイント
⚠️ 「他サイトは1年古い」と書いている記事自体が、1年古くなっています
Web上には「多くのサイトが920万円(2024年3月期)を掲載している。正しくは976万円」と指摘する記事がありますが、その976万円も2025年3月期の値で、すでに1年古い数字です。2026年6月提出の有価証券報告書では1,039万6,546円(前期比+6.5%)に更新されています。前期比+63.7万円という大幅な上昇なので、転職時の水準感を976万円で見積もると実態より低くなります。
目次

【最新】オリックスの平均年収は1,040万円——2年で120万円上昇

基本データ(2026年3月期・最新有報)

項目 2026年3月期(最新) 2025年3月期 変化
平均年間給与 1,039万6,546円 976万円 +63.7万円(+6.5%)
平均年齢 44.2歳 44.2歳 横ばい
平均勤続年数 15.8年 16.2年 ▲0.4年
単体従業員数 3,016名 2,927名 +89名
連結従業員数 37,286名 33,982名 +3,304名(約10%増)
42歳補正値 985万円 921万円 当サイト試算
国内平均年収比 約2.17倍 国税庁「令和6年分」478万円との比較

勤続年数が16.2年→15.8年へ0.4年短くなっている一方、単体従業員は+89名・連結は+3,304名増えています。平均年齢は44.2歳で横ばいなので、これは中途採用による入れ替わりが進んでいるサインです。後述する中途採用比率57%という数字と整合します。

【訂正】「8年連続上昇」は成立しません

オリックスの年収推移について「8年連続で上昇している」と書いている記事がありますが、有価証券報告書の掲載値を並べると3回の下落があります。

決算期 Web上に出回っている値 有価証券報告書の値 実際の前期比
2017年3月期 — 859万円 +72万円
2018年3月期 856万円(8年前の起点) 856万円 ▲3.7万円
2019年3月期 (表から抜けている) 880万円 +23万円
2020年3月期 892万円(+36万円) 871万円 ▲8.8万円
2021年3月期 887万円(▲5万円) 859万円 ▲12万円
2024年3月期 920万円 920万円 +10万円
2025年3月期 976万円 976万円 +56万円
2026年3月期(最新) (未掲載) 1,040万円 +63.7万円

※2022年3月期・2023年3月期については、一次ソースで確認できた掲載値がないため本記事では掲載していません。Web上には895万円・910万円という値が出回っていますが、前後の年に誤りが確認できたため、そのまま採用していません。

正しい読み方:直近の底は2021年3月期の859万円です。
2018年3月期▲3.7万円、2020年3月期▲8.8万円、2021年3月期▲12万円と3期で下落しており、コロナ禍の影響を受けています。そこから5年で859万円→1,040万円と181万円(+21.1%)上昇したのが実態です。「一貫して右肩上がり」よりも「コロナ期に一度落ちて、そこから急回復した」という説明のほうが正確で、しかも直近2年の上昇幅(+56万→+63.7万)は加速しています。

手取りは約730万円——月61万円

💰 1,039.7万円の手取り換算(44.2歳・扶養なしの標準モデル)
1,039.7万円額面年収
→
約161万円社会保険料
(介護保険含む)
→
約149万円所得税+住民税
→
約730万円手取り年収
月あたり約61万円

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の料率をもとに、月給62万円・賞与年296万円のモデルで試算。扶養なし・各種控除適用前。44.2歳は介護保険料(40歳以上65歳未満)の対象です。年収帯ごとの生活感は手取り30万円の記事や手取り25万円の記事で整理しています。

【訂正】「リース業界で圧倒的首位」も成立しません

オリックスの年収記事では「リース業界内では圧倒的首位」という記述をよく見かけます。しかし比較対象の数値が最大178万円ずれており、2026年3月期で並べ直すと状況が変わります。

企業 Web上に出回っている値 最新の有報値 ずれ
三菱HCキャピタル 851万円 1,029万円(2026年3月期) ▲178万円
芙蓉総合リース 867万円 979万円(2026年3月期) ▲112万円
東京センチュリー 856万円 932万円(2026年3月期) ▲76万円
三井住友F&Lリース 883万円 非上場(SMFG子会社)のため有報の開示なし

リース大手6社の額面ランキング(2026年3月期)

オリックス

1,040万円(44.2歳)
三菱HCキャピタル

1,029万円(40歳台前半)
FPG

1,019万円(2025年9月期)
芙蓉総合リース

979万円
みずほリース

972万円
東京センチュリー

932万円
❗ 額面での差は11万円しかありません
オリックス1,040万円に対し、三菱HCキャピタルは1,029万円。差はわずか11万円で、「圧倒的首位」と言える差ではありません。三菱HCキャピタルは2025年3月期にすでに1,007万円で1,000万円台に乗せており、2021年の三菱UFJリースと日立キャピタルの統合以降、年収水準を着実に上げています。
リース6社のうち4社が970万円以上で、業界全体が高年収帯に密集しているというのが正しい理解です。

42歳に揃えると、首位が入れ替わります

ここからがこの記事の核心です。オリックスの平均年齢44.2歳は、三菱HCキャピタルより3〜4歳高いという事実が、額面比較を歪めています。

企業 額面(2026年3月期) 平均年齢 補正 42歳補正値
三菱HCキャピタル 1,029万円 40.5歳(2025年3月期) +37.5万 約1,067万円
オリックス 1,039.7万円 44.2歳 ▲55.0万 985万円
額面ではオリックスが11万円上回りますが、42歳に揃えると三菱HCキャピタルが約82万円上回ります。
つまり同じ年齢で比べたときの賃金水準は、三菱HCキャピタルのほうが明確に高いということです。オリックスの1,040万円という数字には、平均年齢44.2歳という「年上の集団を見ている」効果が55万円分含まれています。

これは不都合な事実ですが、転職判断では重要です。30代でリース業界に転職する場合、オリックスの「平均1,040万円」を自分の到達水準として期待するのは実態より高めになります。同じ年齢調整の考え方は大手企業の平均年収ランキング【年齢調整版】で全業種に適用しています。

※三菱HCキャピタルの平均年齢は2025年3月期の開示値です。2026年3月期の年齢が判明した場合、補正値は前後します。

金融業界全体での位置づけ

企業 平均年収 平均年齢 42歳補正値 数値の性質
大和証券グループ本社 1,626万円 — — 持株会社(2025年3月期)
東京海上ホールディングス 1,536万円 41.7歳 1,544万円 持株会社(2025年3月期)
野村ホールディングス 1,376万円 — — 持株会社(2025年3月期)
三井住友トラストグループ 1,351万円 — — 持株会社(2025年3月期)
ソニー生命保険 1,107万円 44.3歳 1,050万円 事業会社(2026年3月期)
オリックス 1,039.7万円 44.2歳 985万円 事業会社(2026年3月期)
三菱UFJ信託銀行 951万円 43.7歳 908万円 事業会社(2025年3月期)
三井住友銀行 892万円 40.8歳 922万円 事業会社(2025年3月期)
三菱UFJ銀行 856万円 40.0歳 906万円 事業会社(2025年3月期)
りそな銀行 727万円 41.3歳 745万円 事業会社(2025年3月期)
💡 ポジションの読み方:オリックスは「事業会社としては上位、ただし独走ではない」
証券・保険のトップ層(大和・東京海上・野村・三井住友トラスト)はいずれも持株会社の数値です。持株会社は本社機能に絞られた少人数の組織で管理職比率が極めて高く、事業会社であるオリックスと直接比べられません。
事業会社どうしで見れば、オリックスはソニー生命(1,107万円)に次ぐ位置で、三菱UFJ信託銀行(951万円)や三井住友銀行(892万円)を上回ります。ただし42歳補正では985万円となり、三井住友銀行922万円との差は147万円→63万円まで縮みます。年齢を揃えると金融業界内の差は思ったほど大きくありません。
なお相互会社の日本生命は有報がないため、この表に載せられる公式の平均年収がありません。

グレード制度と役職別年収

グレード 役職 年収目安 年次目安 昇格条件
アソシエイト3級 — 500〜600万円 1〜2年目 入社時スタート
アソシエイト2級 — 600〜700万円 3〜4年目 入社4年目目安
アソシエイト1級 主任 700〜850万円 5〜8年目 BA以上を2年連続で取得
プロフェッショナル2級 課長代理 850〜1,100万円 8〜12年目 昇格審査通過
プロフェッショナル1級 課長 1,100〜1,400万円 12〜18年目 マネジメント評価
シニアプロフェッショナル 部長級 1,400〜1,800万円 18年目以降 高い事業貢献実績
執行役員 役員 1,800万円〜 選抜者のみ 経営貢献・選抜
昇格の仕組み:アソシエイト3級からスタートし、入社4年目でアソシエイト2級になるのが標準コースです。その後はBA以上の評価を2年連続で取ることでアソシエイト1級(主任)に昇格でき、最短で入社6年目での主任昇格も可能です。優秀な人材は30代前半でプロフェッショナル2級(課長代理・年収850万円超)に到達するケースもあります。
ただし全社平均が1,040万円である以上、この表の上位グレードに到達する人数は限られます。グレード別の年収は口コミベースの推計であり、会社が開示している数値ではありません。

年代別年収シミュレーション

年代 年収目安 役職目安 特徴
22〜25歳(入社1〜4年) 520〜670万円 アソシエイト3〜2級 初任給27万円スタート。同世代平均を大幅に上回る
26〜30歳 670〜880万円 アソシエイト1級(主任) BA以上評価で主任昇格
31〜35歳 880〜1,140万円 プロ2級(課長代理) マネジメント開始。1,000万円が射程圏内
36〜40歳 1,030〜1,450万円 プロ1級(課長) 管理職本格化。ここで大きく年収が分かれる
41歳以上 1,250万円〜 シニアP〜執行役員 経営層参加。選抜次第で青天井

※口コミデータと有報の平均年収・平均年齢から逆算した推計値で、会社の開示ではありません。2026年3月期に全社平均が1,040万円へ+63.7万円上昇した点を織り込み、前バージョンの目安から上方修正しています。

職種別年収

職種 平均年収(口コミ) 仕事内容
企画職 1,024万円 事業企画・戦略立案
管理職 1,015万円 部門管理・マネジメント
総合職 888万円 営業・企画・管理業務全般
営業職 877万円 法人営業・リース営業・不動産・投資
アソシエイト職 701万円 事務・サポート業務
一般職(事務職) 450〜500万円 総合職サポート・バックオフィス
総合職と一般職の違い:総合職(全国グローバル型)は国内外への転勤あり・年収900〜1,200万円の水準。首都圏エリア型は転勤範囲を首都圏内に限定し年収850〜1,100万円。一般職は総合職の案件・プロジェクトに関する社内事務対応を担当し年収450〜500万円が目安です。同じ会社内で500万円以上の差があるため、転職検討時は「どの職種コースでの募集か」を必ず確認してください。IT・デジタル系ポジションの相場感はIT・ソフトウェア職の年収相場と照らすと判断しやすくなります。

業績——4期連続で過去最高益を更新

年収の持続性を判断するうえで、業績の方向は年収データと同じくらい重要です。

指標 2026年3月期 2025年3月期 2027年3月期 予想
当期純利益(連結) 4,472億円 3,516億円 5,300億円(+18.5%)
前期比 +27.2% — 4期連続で過去最高益を更新する見通し
年間配当 156.1円 120.01円 187.36円(+31.26円)
連結従業員数 37,286名 33,982名 1年で+3,304名(約10%増)
✅ 年収が2年で120万円上がった背景には、この業績があります
2026年3月期の連結最終利益は4,472億円で前期比+27.2%。2027年3月期は5,300億円を見込み、4期連続で過去最高益を更新する計画です。配当も120.01円→156.1円へ増額し、今期は187.36円への増配方針が示されています。
特筆すべきは連結従業員が1年で3,304名(約10%)増えている点です。人員を大きく増やしながら平均年収も6.5%上げているので、賃上げは業績連動の一時的なものではなく、人材獲得のための構造的な投資と読めます。
2023年度に実施した管理職を中心とした最大10.4%の賃上げも、この流れの一部です。

新卒初任給と5年後シミュレーション

職種 初任給(月額) 1年目想定年収 5年後(標準コース)
総合職(全国グローバル型) 27万円 約430万円 700〜800万円
総合職(首都圏エリア型) 26万円 約420万円 680〜760万円
一般職 22万円 約350万円 450〜550万円

2024年4月入社から大卒総合職の初任給を3万円引き上げ、全国型は27万円となりました。新卒入社後の最大の分岐点はアソシエイト1級(主任)昇格で、ここからの評価が中長期の年収格差を生みます。ただし2026年度以降の初任給改定については公式の公表が確認できていないため、応募時は必ず採用要項で最新値を確認してください。金融各社は初任給の引き上げ競争が続いており、この水準は変わっている可能性があります。

ボーナス制度

項目 内容
支給回数 年2回(6月・12月)
支給額の目安 基本給の5〜8ヶ月分程度(評価B〜S)
評価連動 B(標準)・BA・A・S の4段階。BA以上2年連続で昇格条件も満たす
年収に占めるボーナス比率 年収の約30〜35%。業績連動部分が大きい

年収の3割超が業績連動の賞与である以上、1,040万円は固定的な水準ではありません。実際に2018年3月期・2020年3月期・2021年3月期には前期割れを起こしています。オファー面談では基本給部分と賞与見込みを分けて確認してください。

福利厚生

制度 内容・支給額 実質的な価値
住宅補助金 持家・賃貸問わず月額5〜6万円 年間60〜72万円相当
借上げ社宅 会社が賃貸契約。自己負担月額3〜5万円 都心賃貸の大幅節約
社員寮 独身者向け。月額2〜3万円 若手の生活コスト大幅削減
財形貯蓄・持株会 自動積立・奨励金制度あり 長期資産形成に有利
リフレッシュ休暇 年次有給に加え特別休暇 ワークライフバランス向上
海外研修制度 グローバル人材育成を目的とした研修 キャリア価値の向上
月額6万円の住宅補助は年間72万円に相当します。手取り約730万円に対して1割近い上乗せなので、額面比較では見えない差です。特に若手・独身者が社員寮を利用する場合、生活コストを大幅に抑えながら貯蓄できる環境が整っています。

中途採用の実態——比率57%という積極姿勢

オリックスの中途採用比率は57.0%と、半数以上を中途で採用しています。新卒偏重の日系金融機関が多い中で、キャリア採用を成長の原動力と位置づけている点が特徴的です。連結従業員が1年で約10%増えている事実は、この採用姿勢を裏づけています。

経験レベル 想定年収 求められるスキル
若手(〜30歳) 600〜900万円 金融業界経験3年以上。財務・法律・不動産等の専門知識
中堅(30〜40歳) 900〜1,300万円 マネジメント経験+専門領域での実績。最も採用意欲が高い層
シニア(40歳〜) 1,200万円〜 専門性・実績・人脈が重視。事業開発・投資領域での経験者
💡 転職成功の3つのポイント
① オリックスが重視するのは「多様な事業に興味を持ちチャレンジする意欲」と「異なる専門領域のメンバーとの協働力」です。単一の金融機関での経験だけでなく、複数分野を横断した経験があると特に強みになります。
② 書類段階の通過率を上げるには職務経歴書の改善が最短です。エージェント経由なら社内選考の仕組みも理解しておくと無駄がありません。最終面接の詰め方はこちらにまとめています。
③ 年齢を揃えると三菱HCキャピタルのほうが高いという事実を踏まえ、リース業界内で複数社を並行して受けることを検討してください。オリックス一択にする根拠は、年収面では強くありません。

働き方・残業の実態

項目 データ・実態
平均残業時間 月31時間(口コミサイト集計)。金融業界として標準的な水準
残業代 時間外勤務手当あり。全額支給(公式採用情報に明記)
残業トレンド 近年は残業削減に注力。「全体的に残業時間が少なくなってきた」との口コミ多数
在宅勤務 導入済み。部門・役職により活用頻度に差あり
平均勤続年数 15.8年(前期16.2年から短縮)。中途採用の増加が影響

よくある質問(FAQ)

他のサイトでは976万円、あるいは920万円と書いてありますが、どれが正しいですか?
2026年3月期の有価証券報告書に記載の1,039万6,546円(約1,040万円)が最新です。976万円は2025年3月期、920万円は2024年3月期の値で、それぞれ1年・2年古い数字になります。前期比+63.7万円(+6.5%)の上昇があったため、転職時の水準感を976万円で見積もると実態より低くなります。

「8年連続で年収が上昇している」というのは本当ですか?
正しくありません。有価証券報告書の掲載値では2018年3月期(▲3.7万円)・2020年3月期(▲8.8万円)・2021年3月期(▲12万円)と3回の下落があります。直近の底は2021年3月期の859万円で、そこから5年で1,040万円まで181万円(+21.1%)上昇したというのが実態です。「一貫して右肩上がり」ではなく「コロナ期に落ちて急回復した」と理解してください。

リース業界で一番年収が高いのはオリックスですか?
額面ではオリックス1,040万円が首位ですが、2位の三菱HCキャピタル1,029万円との差はわずか11万円で「圧倒的首位」ではありません。さらにオリックスの平均年齢44.2歳に対し三菱HCキャピタルは40.5歳(2025年3月期)と3.7歳若く、1歳25万円で42歳に揃えるとオリックス985万円・三菱HCキャピタル約1,067万円で順位が入れ替わります。同じ年齢で比べたときの賃金水準は三菱HCキャピタルのほうが高い、というのがデータの示すところです。

1,040万円の手取りはいくらですか?
44.2歳・扶養なしのモデルで年約730万円・月約61万円です。内訳は社会保険料が約161万円(44.2歳は介護保険料の対象)、所得税・住民税が約149万円。額面の約70%が手取りになります。これに住宅補助(月5〜6万円)が加わるため、実質的な可処分所得はさらに厚くなります。

新卒入社後、いつ頃から年収1,000万円を目指せますか?
順調に昇進した場合、入社12〜18年程度(30代後半)でプロフェッショナル1級(課長)に到達し、年収1,000万円超が見えてきます。BA以上の評価を継続的に取れれば30代前半でのプロフェッショナル2級(課長代理・850〜1,100万円)への早期昇格も可能です。ただしこれは口コミベースのグレード別推計であり、全社平均が1,040万円である以上、上位グレードに到達する人数は限られます。

中途採用で転職した場合、前職より年収は上がりますか?
前職の業種・経験・スキルによります。中途比率57%という積極採用姿勢に加え、連結従業員が1年で3,304名(約10%)増えていることから、採用環境は交渉に有利な状況です。金融以外(不動産・インフラ・事業投資等)の専門家も積極採用しており、希少性の高いスキルを持つ方は高水準でのオファーを受けやすくなります。ただし現在年収が1,000万円を超えている場合は、維持〜微増が現実的な見込みです。

業績は今後も好調が続きますか?
2026年3月期の連結最終利益は4,472億円(+27.2%)、2027年3月期は5,300億円(+18.5%)を見込み、4期連続で過去最高益を更新する計画です。配当も120.01円→156.1円→187.36円と増配が続いています。ただし年収の3割超が業績連動の賞与であるため、業績が反転すれば年収も動きます。過去に3回の前期割れがあった事実は押さえておいてください。

地方勤務でも東京と同じ年収水準ですか?
基本的には全国で統一された給与制度が適用されます。ただし一部地域により手当の微調整がある場合があります。住宅補助(月額5〜6万円)は勤務地を問わず支給されるため、地方勤務の場合は生活コストが下がる分、実質的な豊かさは都心勤務より高いケースもあります。

まとめ:転職検討者が押さえるべきオリックスの年収ポイント

この記事のまとめ
  1. 最新有報(2026年3月期)は1,039万6,546円——前期比+63.7万円(+6.5%)。976万円は1年前、920万円は2年前の値
  2. 「8年連続上昇」は成立しない——2018年・2020年・2021年3月期に3回の下落がある。直近の底は2021年3月期の859万円
  3. 「リース業界で圧倒的首位」も成立しない——三菱HCキャピタル1,029万円との差はわずか11万円。比較表の数値が最大178万円ずれていた
  4. 42歳に揃えるとオリックス985万円・三菱HCキャピタル約1,067万円で首位が入れ替わる——平均年齢3.7歳差の影響
  5. 手取りは年約730万円・月約61万円(44.2歳・介護保険料込み)。住宅補助月5〜6万円が別途上乗せ
  6. 連結最終利益4,472億円(+27.2%)で4期連続過去最高益の見通し。連結従業員は1年で+3,304名(約10%増)
  7. 年収の3割超が業績連動の賞与——1,040万円は固定水準ではない。オファー面談で基本給と賞与見込みを分けて確認すること

金融業界の他社と比べたい方は、東京海上(損保最大手)・りそな(銀行)・日本生命・ソニー生命(生保)の記事もあわせてご覧ください。いずれも持株会社と事業会社で数値が大きく違う点を整理しています。他業種も含めた序列は大手企業の平均年収ランキング【年齢調整版】にまとめており、三菱商事や豊田通商など1,400万円を超える企業との位置関係も確認できます。

【参考データ】オリックス株式会社 有価証券報告書(2026年3月期)および過去期分の「従業員の状況」、同 決算短信(2026年5月11日公表・米国会計基準)、各社有価証券報告書(三菱HCキャピタル・芙蓉総合リース・みずほリース・東京センチュリー・FPG・東京海上ホールディングス・大和証券グループ本社・野村ホールディングス・三井住友トラストグループ・三菱UFJ信託銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・ソニーフィナンシャルグループ)、国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」、OpenWork等の社員口コミデータ。42歳補正値は「額面+(42.0−平均年齢)×25万円」で当サイトが算出した試算値であり、有価証券報告書の開示値ではありません。三菱HCキャピタルの平均年齢は2025年3月期の開示値を用いています。2022年3月期・2023年3月期の平均年収は一次ソースで確認できた掲載値がないため本記事では掲載していません。グレード別・年代別・職種別年収は口コミベースの参考値で、会社の開示ではありません。年収は個人のグレード・評価・部署・時期により変動します。本記事は2026年8月時点の情報です。

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