KDDIの年収【2026年最新】平均1,018万円の実態|5.1%賃上げ発表・手取り換算・等級別・職種別を完全解説

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📡 企業年収データベース【2026年最新版】
通信業界年収No.1・1,018万円の実態
平均年齢42.0歳=年齢調整の「基準点」に立つ唯一の企業
1,018万円平均年収(2025年3月期有報)
平均年齢42.0歳
約735万円手取り年収(推定)
月約61万円
5.1%2026年度賃上げ率
(2026年3月18日公式発表)
31.3万円〜2026年度新卒初任給
(高スキル最大37.3万円)

KDDIは通信業界大手の中で平均年収トップを誇り、2025年3月期の有価証券報告書で公開された平均年収は1,018万円(平均年齢42.0歳・平均勤続年数16.4年・従業員数9,483名)です。さらに2026年3月18日には2026年度も平均5.1%の賃上げを公式に発表しており、年収はさらなる上昇が見込まれます。

本記事では有報データを基軸に、手取り換算・年代別・職種別・等級(グレード)別の年収実態、2026年度の最新賃上げ内容、ジョブ型人事制度「KDDI版ジョブ型」の年収への影響、転職成功のポイントまで解説します。あわせて、当編集部が全記事で採用している「平均年齢を42歳に揃えて比べ直す」視点で、KDDIの1,018万円が同年代基準でどこまで通用するのかも検証します。

この記事でわかること

  • 平均年収1,018万円(2025年3月期有報)の正確な数値と手取り換算(約735万円・月約61万円)
  • 2026年3月18日発表の最新賃上げ:平均5.1%・新卒初任給31.3万円〜37.3万円
  • 通信業界の年収比較——「ドコモ870万円」が今も出回っている理由と、その数字の正体
  • 平均年齢を42歳に揃えたときの真の序列(KDDIは補正が不要な唯一の企業)
  • 直近4年間の年収推移(945万円→943万円→987万円→1,018万円)と今後の見通し
  • KDDI版ジョブ型制度のグレード(Z1/Z2/ZLD/ZEX)別年収テーブル
  • 年代別・職種別(全9職種)年収の詳細データと口コミ
  • ボーナスの評価係数(最高S=1.4倍・最低D=0.6倍)の具体的な影響額
  • 転職成功のための選考フロー・面接対策・年収交渉の具体的戦略
目次

KDDIの最新平均年収:1,018万円(2025年3月期有報)

KDDIが有価証券報告書で公開している2025年3月期の平均年収は1,018万円(平均年齢42.0歳・平均勤続年数16.4年・従業員数9,483名)です。日本の平均年収460万円(国税庁調査)を約558万円上回る水準で、通信業界では最高水準です。

⚠ 有報の平均年収を読む際の重要な注意点
有価証券報告書の1,018万円は「KDDI株式会社単体」のデータです。連結子会社(KDDI Digital Life・JCOM等)は含まれません。また平均年齢42.0歳・平均勤続16.4年という特性上、20〜30代の若手は平均を大幅に下回ります。口コミサイト(OpenWork:753万円・OpenMoney:782万円)との差は、若手・転職者が多く投稿するためです。実態を把握するには後述の年代別データを参照してください。

直近4年間の年収推移

📈 KDDI 平均年収の推移(出典:有価証券報告書)

2022年3月期

945万円

945万円

2023年3月期

943万円

943万円

2024年3月期

987万円

987万円

2025年3月期

1,018万円

1,018万円

今後の
見通し

2026年度も5.1%賃上げ発表済み

1,050万円超

直近4年間で73万円の年収アップ(年平均約+18万円)。2026年3月18日にKDDI公式から2026年度も平均5.1%の賃上げが発表されており、1,050万円超の水準への到達が見込まれます(編集部試算)。

手取り年収のリアルな計算

💰 KDDI 平均年収1,018万円の手取り換算(42歳・単身・東京都)

年間総支給額(税込)10,180,000円
所得税(累進課税・各種控除適用後の概算)▲ 約1,170,000円
住民税(概算)▲ 約620,000円
健康保険料・厚生年金・雇用保険(概算)▲ 約1,290,000円
手取り年収(目安)約7,350,000円
手取り月収換算約61万円/月

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算。扶養家族・各種控除の有無・健康保険料率によって変動します。

【2026年度最新】KDDIの賃上げ内容:平均5.1%・新卒初任給31.3万円

KDDIは2026年3月18日、2026年度の賃上げ内容を公式に発表しました。「プロを創り、育てる」を掲げるKDDI版ジョブ型人事制度のもと、高評価者への重点的な還元をさらに強化しています。

🎉 2026年度賃上げ内容(2026年3月18日 KDDI公式発表)

ベースアップ(基幹職・全員対象)月0.8万円
定期昇降給(平均)月平均1.0万円
特別昇給(上位約3割の高評価者)月平均1.2万円
特別賞与(上位約3割の高評価者)平均40.8万円/年
2026年度 賃上げ率(平均)5.1%

2025年度も平均約6%の賃上げを実施しており、複数年にわたる大幅賃上げが続いています。2026年度は「特別昇給・特別賞与の対象を上位約3割に絞り、加算額を2025年度から2.4%増加」させることで、高評価者への報酬差別化をより一層強化しています。対象は総合職のうち基幹職(非管理職)です。

💡 2026年度新卒初任給も大幅アップ
2026年4月入社の新卒初任給も引き上げが発表されました。基本初任給:31.3万円〜(2025年度の30.5万円から0.8万円引き上げ)・高スキル人材:最大37.3万円(2025年度の36.5万円から0.8万円引き上げ)。さらに2026年卒以降は「入社コースと学位・専攻の合致度」に関する報酬基準を新設し、学生時代の専門的な学びが初任給に直接反映される制度に変更されています。2024年新卒の28万円から2年で3.3万円上昇しました。

過去3年間の賃上げ実績比較

年度 賃上げ率 新卒初任給 高評価者への特別還元 特徴
2026年度(最新) 5.1% 31.3万円〜(最大37.3万円) 特別昇給 月1.2万円+特別賞与 平均40.8万円/年 対象を上位約3割に絞り加算額を2.4%増
2025年度 約6% 30.5万円〜(最大36.5万円) 月額最大約8.5万円の賃上げ 初の特別昇給・特別賞与を実施
2024年度 約6% 28万円〜 ジョブ型制度本格化・大幅ベースアップ

通信業界の年収比較——「ドコモ870万円」の正体

⚠ 他サイトの通信4社比較には、6年前の数字が混ざっています
多くの記事が「NTTドコモ:870万円(平均年齢40.1歳)」と記載していますが、これは2020年3月31日時点のデータです。NTTドコモは2020年にNTTの完全子会社となり上場廃止となったため、単体の有価証券報告書を公表しておらず、現在の平均年収は公表されていません。同様に「ソフトバンク810万円」「楽天773万円」も旧年度の数字が今なお出回っています。本記事では最新の開示値のみを使用します。
🏆

KDDI(平均年齢42.0歳・勤続16.4年/2025年3月期)

1,018万円

2位

ソフトバンク(平均年齢41.7歳/2025年3月期)

849万円

3位

楽天グループ(平均年齢35.3歳/2024年12月期)

820万円

NTTドコモ(有報の開示なし。最後の開示は2020年3月期の870万円)

公表なし

KDDIはソフトバンクを169万円、楽天グループを198万円上回ります。IT・通信業界全体の平均年収466万円(doda調査)と比較すると、KDDIは約552万円上回る水準です。

【独自分析】平均年齢を42歳に揃えると、KDDIは「基準点」そのもの

額面の平均年収は、その会社の平均年齢に強く引きずられます。当編集部では大手企業を比較する際、平均年齢1歳=年収およそ25万円として全社を42.0歳基準に補正しています。

ここでKDDIには珍しい特徴があります。平均年齢がちょうど42.0歳——補正基準そのものなのです。つまりKDDIの1,018万円は、年齢による上振れも下振れもない、そのまま比較に使える数字ということになります。

企業 額面 平均年齢 42歳補正後
ソフトバンク 849万円 41.7歳 約857万円
KDDI 1,018万円 42.0歳 1,018万円(補正なし)
楽天グループ 820万円 35.3歳 約988万円
💡 楽天グループが一気に迫ってくる
額面では198万円下だった楽天グループが、平均年齢35.3歳という若さを補正すると約988万円となり、KDDIとの差は30万円程度まで縮まります。同年代で比べれば、両社の年収水準はほぼ拮抗していると考えるのが実態に近いでしょう。

ただし楽天は6.7歳分という大きな外挿になるため、この数字は幅を持って見る必要があります。また楽天の初任給には40時間分の固定残業代が含まれる点も、単純比較を難しくしています。

他業界大手との比較(年齢補正つき)

業界 企業名 額面 平均年齢 42歳補正後
電機 キーエンス 2,039万円 34.8歳 約2,219万円
シンクタンク 野村総合研究所 1,322万円 39.9歳 約1,375万円
通信 KDDI 1,018万円 42.0歳 1,018万円
重工 三菱重工業 1,018万円 42.5歳 約1,006万円
自動車 トヨタ自動車 982万円 40.7歳 約1,015万円
IT NTTデータグループ 923万円 39.7歳 約981万円
電機 富士通 929万円 43.1歳 約902万円
全業種平均 460万円

額面ではKDDIと三菱重工業が同額の1,018万円で並びますが、42歳に揃えると三菱重工業(42.5歳)は約1,006万円に下がり、KDDIがわずかに上に立ちます。逆にトヨタ自動車は額面982万円と下でありながら、補正後は約1,015万円とKDDIに肉薄します。額面順位と同年代基準の順位が一致しないことがよく分かる例です。

年代別の年収実態

年代 平均年収目安 年収レンジ 主なグレード ポイント
20代前半(22〜25歳) 450〜550万円 400〜650万円 Z1(スタッフ) 新卒初任給引き上げで入社直後から450万円超が現実的
20代後半(26〜29歳) 580〜680万円 500〜800万円 Z1〜Z2下位 口コミ:「新卒3年目で年収580万円。同世代より高い」
30代前半(30〜34歳) 720〜850万円 650〜1,000万円 Z2(コアスタッフ) 30歳時点の目安は700〜750万円。Z2上位昇格で一気に上昇
30代後半(35〜39歳) 850〜1,050万円 750〜1,200万円 Z2上位〜ZEX(GL) 35歳前後でZEX昇格→950万〜1,000万円台。1,000万円突破のカギはGL昇格
40代前半(40〜44歳) 1,000〜1,250万円 900〜1,500万円 ZLD(リーダー) 管理職(ZLD)昇進で一気に1,200万円以上へ
40代後半〜50代 1,200〜1,600万円 1,000〜2,000万円超 ZLD〜上級管理職 部長クラスで1,400〜2,000万円。上位職は2,000万円超も
💡 1,000万円到達のカギ:ZEX(グループリーダー)への昇格
転職口コミによると、GL(グループリーダー・ZEXグレード)への昇格が年収における最大の転換点です。「GLに昇格すると年収が大きく変わり、1,200万〜1,500万円をもらう人もいる」との口コミが多数あります。35歳前後でのGL昇格が、30代での1,000万円突破を左右します。

なお有報の平均1,018万円は42.0歳時点の数字であり、上の表の40代前半(1,000〜1,250万円)とほぼ整合します。年代別データと全社平均が矛盾しない点は、KDDIの年収カーブが素直であることを示しています。

KDDI版ジョブ型人事制度:等級(グレード)別の年収テーブル

KDDIは2020年に「KDDI版ジョブ型人事制度」を導入し、役割・専門性・成果に基づく明確な等級制度を設けています。年収はこのグレードに紐づいて決まります。

Z1
スタッフ
新卒〜入社3年目程度
一定年数で自動昇格。基本的なビジネス・専門スキルを習得する段階
400〜650万円

Z2下位
コアスタッフ
4〜7年目程度
専門性と実績で昇格。チームへの貢献と成果が評価される
600〜850万円

Z2上位
主任・課長補佐
7〜12年目程度
次のGL昇格への準備段階。リーダーシップと専門性の両立が求められる
800〜1,100万円

ZEX
グループリーダー(GL)
非管理職の最上位グレード
ここへの昇格が年収の最大転換点。「1,200〜1,500万円になる人も」という口コミ多数
1,200〜1,500万円

ZLD
リーダー(課長)
管理職の入口。10年目以降が多い
管理職手当込みで大幅年収アップ。残業代の仕組みが変わる場合あり
1,300〜1,700万円

上級管理職
部長・統括
15年目以降が目安
部長クラスで1,500万円以上。さらに上の基幹管理職では2,000万円超も
1,500〜2,000万円超

※グレード別の年収レンジは公式開示ではなく、口コミ・転職市場の情報を整理した推計値です。

3つの昇進パターンと年収推移

📋 スタンダードコース(標準的なペース)
入社→3年でコアスタッフ→8年で主任→15年でリーダー(課長)
年収推移:450万円(22歳)→650万円(25歳)→850万円(30歳)→1,100万円(37歳)
多くの社員が辿る標準的なルート。競争は少ないが昇進に時間がかかる。
⚡ エクスプレスコース(高評価継続)
入社→2年でコアスタッフ→6年で課長補佐→12年でリーダー(課長)
年収推移:500万円(22歳)→750万円(24歳)→1,050万円(28歳)→1,400万円(34歳)
高評価を継続した場合のルート。30代前半での1,000万円超えも現実的。
🔬 スペシャリストコース(専門性特化)
技術・専門領域を深化→シニアスペシャリスト→ZEX(GL)相当
年収推移:500万円(22歳)→800万円(28歳)→1,200万円(35歳)→1,600万円(42歳)
5G・AI・DX等の希少スキルを持つ場合は管理職ルートより高年収になるケースも。

職種別の年収実態

  • コンサルタント

    908万円

    908万円

  • コーポレート(経営企画等)

    907万円

    907万円

  • PM・ディレクション

    889万円

    889万円

  • 企画・マーケティング

    888万円

    888万円

  • 開発職

    822万円

    822万円

  • 研究開発職

    750万円

    750万円

  • 技術職(インフラ・保守)

    738万円

    738万円

  • ITエンジニア

    728万円

    728万円

  • 営業

    718万円

    718万円

コンサルタント・コーポレート系が最も高く、KDDIが推進する新規事業・DX推進への貢献度が評価されています。エンジニア・営業職も700万円台と高水準で、「技術力の適切な評価」という口コミが多く見られます。なお上記は口コミサイトの集計値であり、回答者の年齢構成に影響されるため、有報平均(1,018万円)より低めに出ます。

ボーナスの仕組みと評価による変動幅

KDDIの賞与は年2回(6月・12月)支給され、年収の40〜45%を占める高比率です。個人評価係数により最高S評価は標準の1.4倍、最低D評価は0.6倍と変動します。

S
係数×1.4
標準+40%
+168万円
A
係数×1.2
標準+20%
+84万円
B
係数×1.0
標準
±0万円
C
係数×0.8
標準-20%
-84万円
D
係数×0.6
標準-40%
-168万円

変動額は年収1,000万円(賞与420万円)の場合の試算。評価係数は賞与評価反映部分に適用されます。

2025年度から導入された「特別昇給・特別賞与」は高評価者(上位約3割)への重点還元で、2026年度はさらにその加算額を拡大しています。つまり高評価を取り続ける社員と標準評価の社員との年収差が年々拡大しているのがKDDIの現在のトレンドです。年功で上がる会社ではなく、評価で差がつく会社に変わりつつある点は、転職前に必ず理解しておくべきポイントです。

福利厚生・労働環境の実態

項目 内容・数値 評価・口コミ
平均残業時間 約28.5時間/月 部署差あり(企画系は多め・管理系は少なめ)
有給休暇取得率 80.3%(最大20日) テレワーク活用が浸透。取得しやすい環境という声が多い
テレワーク制度 週3日まで在宅勤務可 「WLB良好」という口コミ多数
フレックスタイム コアタイムなしのフレックス 育児・介護との両立のしやすさを評価する声多い
企業型確定拠出年金 退職金制度を廃止しDCへ移行 老後資産形成は自己運用の比重が高まる
転勤者向け社宅 世帯用:自己負担2万円程度(会社補助あり) 転居コストの大半は会社負担
⚠ 2022年新人事制度による変更点:住宅手当・扶養手当・退職金の廃止
KDDIは2022年の新人事制度導入で住宅手当・扶養手当・退職金(確定給付年金)を廃止し、基本給への組み込みと企業型確定拠出年金(DC)への移行を実施しました。基本給ベースが上がることで残業代・賞与の算定基準も上昇したため総収入への影響は限定的ですが、「有報の平均年収が上がった要因の一部は、手当の基本給への組み込みでもある」という点は押さえておくべきです。扶養家族が多い人ほど、制度変更の影響を受けやすい設計になっています。

転職でKDDIに入るための戦略

中途採用の年収目安

転職パターン 年収目安 求められる要件
第二新卒(3年未満) 500〜700万円 ポテンシャル重視。通信・IT関連知識があると有利
経験者(5〜10年) 800〜1,200万円 5G・AI・DX・データサイエンスの実務経験が特に有利
マネージャー級(管理職経験あり) 1,200万円以上 チームマネジメント実績+専門領域の深い知識
外資系コンサル出身 1,000〜1,500万円 DX案件のリード経験・業界知識の組み合わせ

キャリア採用は積極的で、2023年度の採用実績は385名と2013年度比で約10倍に増えています。年収交渉では「KDDI版ジョブ型の専門領域定義書」に照らして自分の市場価値を説明できることが重要です。

選考フロー別の対策ポイント

書類選考のポイント:KDDIの事業戦略(通信・DX・金融・エネルギー等の多角化)との関連性を職務経歴書で明確に示す。「売上〇〇%向上」「コスト削減〇〇万円」など定量的な成果を必ず記載する。単なる経験の羅列ではなく「KDDIでどの専門領域に貢献できるか」を前面に打ち出す。

一次面接のポイント:志望動機は「事業戦略の理解と共感」+「自分の専門性との接点」を具体的に語る。転職理由はポジティブな成長志向で表現する。「なぜNTTドコモやソフトバンクではなくKDDIなのか」を準備しておく。

最終面接のポイント:役員面接では経営視点での問題意識・業界の競合分析・KDDIでの5〜10年のキャリアビジョンを語れること。企業文化への理解と共感を示すことが合否を左右します。

よくある質問(FAQ)

Q

KDDIで年収1,000万円に達するのはいつ頃ですか?

A
口コミによると、30代後半(35歳前後)でZ2上位〜ZEX(グループリーダー)グレードに昇格できると950万〜1,000万円台に到達します。高評価を継続した場合は30代前半での到達も可能とされています。逆に標準的なペースでは40代前後でのZLD(課長)昇進での到達が現実的です。KDDIの場合、1,000万円到達のカギは「グレード(等級)の昇格スピード」であり、年功よりも評価・成果が重要な制度になっています。

Q

2026年度の賃上げで実際にどれくらい年収が増えますか?

A
2026年3月18日のKDDI公式発表によると、基幹職(非管理職)はベースアップ月0.8万円+定期昇降給月平均1.0万円で、合計月額1.8万円(年間約22万円)が見込まれます。高評価者(上位約3割)はさらに特別昇給(月平均1.2万円)+特別賞与(平均40.8万円/年)が加わり、年収ベースで70万円以上の増加も現実的です。翌期の有報平均年収は1,050万円超の水準への到達が見込まれます。

Q

KDDIとNTTドコモ、どちらが年収は高いですか?

A
正確な比較はできません。NTTドコモは2020年にNTTの完全子会社となり上場廃止となったため、単体の有価証券報告書を公表していないからです。各サイトが引用する「ドコモ870万円」は2020年3月期の数字で、6年前のデータです。同期間にKDDIは945万円(2022年3月期)から1,018万円まで上昇しているため、古い数字同士を並べた比較には意味がありません。有報で最新値が確認できる同業はソフトバンク(849万円・41.7歳)と楽天グループ(820万円・35.3歳)です。

Q

口コミサイトの年収(750〜780万円)と有報の1,018万円の差はなぜですか?

A
主に3つの理由があります。①口コミサイトは若手・転職検討者の投稿が多く、年齢構成が若めになる。②有報の平均年齢42.0歳・平均勤続16.4年は在籍者全体の平均であり、20〜30代は平均を下回る。③口コミサイトは退職者も含むため、比較的短期で辞めた若手の低い年収が反映されやすい。実際の年収は年代別で大きく異なり、20代後半は580〜680万円、30代後半は850〜1,050万円、40代は1,000〜1,250万円が目安です。

Q

平均年収が高いのは、平均年齢が高いからではないですか?

A
KDDIに関してはその指摘は当たりません。平均年齢42.0歳は、当編集部が年収比較で使う補正基準(42.0歳)とちょうど同じで、年齢による上振れも下振れもない数字です。額面で同額の三菱重工業(1,018万円・42.5歳)を42歳基準に補正すると約1,006万円となり、KDDIがわずかに上回ります。一方でトヨタ自動車(982万円・40.7歳)は補正後約1,015万円とKDDIに肉薄します。

Q

KDDIへの転職で年収は上がりますか?

A
前職業種・年齢・専門性によって異なりますが、一般的なIT・メーカー・金融系からの転職では年収アップになるケースが多いです。ただしジョブ型制度のもとでは入社時のグレード認定が年収を決めるため、「入社できれば平均1,018万円がもらえる」わけではありません。年収交渉では専門領域定義書に照らしたスキルマッチングと定量的な成果の提示が、高額提示を引き出すカギです。複数エージェントに登録して提示額を比較することをおすすめします。

まとめ:KDDIの年収を数字で整理

  • 平均年収1,018万円(2025年3月期有報・平均年齢42.0歳・勤続16.4年・従業員9,483名)。手取りは約735万円・月約61万円
  • 平均年齢42.0歳は年齢補正の基準点そのもの。年齢による上振れがない「そのまま比較できる1,018万円」
  • 42歳補正では同額の三菱重工業(約1,006万円)を上回り、トヨタ自動車(約1,015万円)が肉薄する位置
  • 2026年度も平均5.1%の賃上げを公式発表済み(2026年3月18日)。翌期は1,050万円超への到達見込み
  • 2026年度新卒初任給:31.3万円〜(高スキル最大37.3万円)。2024年新卒の28万円から2年で3.3万円上昇
  • 通信業界の最新開示値:KDDI1,018万円>ソフトバンク849万円>楽天820万円。ドコモは有報の開示がなく「870万円」は2020年3月期の数字
  • 1,000万円到達のカギは「ZEX(グループリーダー)昇格」。35歳前後が目安
  • ボーナスは年収の40〜45%。評価係数はS=1.4倍〜D=0.6倍で最大差336万円。高評価者への集中還元が年々拡大中
  • 残業28.5時間・有給取得率80.3%と働きやすい一方、住宅手当・扶養手当・退職金は2022年に廃止済み

出典:KDDI株式会社ほか各社有価証券報告書(2025年3月期)・KDDI News Room「平均5.1%の賃上げ、KDDI版ジョブ型の評価に応じて特別昇給・賞与も実施」(2026年3月18日)・同「非管理職の平均給与者、ジョブ型で月額最大約8.5万円の賃上げ」(2025年3月6日)・楽天グループ有価証券報告書(2024年12月期)・doda平均年収ランキング・OpenWork・OpenMoney(口コミデータ)。年収・制度は変更される場合があります。転職・採用の詳細は公式採用ページで必ずご確認ください。

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